この連続オンライントークイベントでは、展覧会の参加アーティストと美術以外のフィールドで活躍するゲストを迎え、各アーティストの思考や表現を掘り下げることを目的に、3か月に渡り全3回開催いたします。
(第1回目の潮田登久子×島尾伸三×しまおまほ『家族の中の境界』のアーカイブ動画はこちらからご視聴いただけます。)
※3月中旬公開予定
第2回は、オランダを拠点に活動するコラボレーションユニットAnneke HYMMEN & Kumi HIROI(アネケ・ヒーマン&クミ・ヒロイ)から、グラフィックデザイナー/アーティストとして活動するクミ・ヒロイさんと、展示作品でコラボレーションを行った文筆家の大竹昭子さんをお招きします。
アネケ・ヒーマン&クミ・ヒロイは、2014年から既存の広告を作り変える「Remodeling Project」に取り組み、人々が「広告」から受け取る女性像、消費、ファッションへの固定概念に対して、写真と文章を通じて多様な視点を投げかける作品を発表してきました。
本展では、資生堂の広告を見た人が「なにが見えるか、なにを感じるか」表現した言葉をもとに、ヒーマン&ヒロイはその広告を見ないまま、写真を制作。
その写真にインスピレーションを得て大竹さんが執筆したショートストーリーとともに展示しています。
本作品の背後には、写真とことば、見る/見られるの関係性など、「境界」の上に立って俯瞰する視点があります。
今回のトークでは、それぞれの視点を紐解きながら、どのようにして展示作品が作り出されたのか、制作のプロセスや背景を中心に語っていただく予定です。
[オンラインイベント開催日時]
会期:2021年3月19日(金)
時間:20:00~22:00
[参加費]
無料
[お申込み]
「Peatix」にて以下よりお申込みください。
[プロフィール]
クミ・ヒロイ(くみ ひろい)
1979 年岐阜県生まれ、オランダ在住。
2002 年埼玉大学経済学部卒業、2008 年へリット・リートフェルト・アカデミー グラフィックデザイン学科卒業。
ポートレート写真家として20年以上の経験を持つヒーマンと、グラフィックデザイナー/アーティストとして活動するヒロイによるコラボレーションユニットAnneke HYMMEN & Kumi HIROI(アネケ・ヒーマン&クミ・ヒロイ)を結成。
主な展覧会に、2017 ~ 2018 年「Remodeling」Melkweg Expo(アムステルダム)、Maison/ by T eruhiro Yanagihara(大阪)、State of Fashion(アーネム、ベルリン)、2019 年「真珠の輪郭・Parel Silhouet」長崎オランダ村、長崎県美術館、IMA Gallery(東京)。
大竹昭子(おおたけ あきこ)
文筆家。
1980年代初頭にニューヨークに滞在、文章を書きはじめる。
小説、エッセイ、批評など、ジャンルを横断して執筆。
著書に『図鑑少年』『随時見学可』『間取りと妄想』『須賀敦子の旅路』『東京凸凹散歩』など多数。
写真関係の著書に『彼らが写真を手にした切実さを』『ニューヨーク1980』『この写真がすごい』『出来事と写真』(共著)などがある。
トークと朗読のイベント<カタリココ>を主宰、その活動から生まれた「カタリココ文庫」を刊行中。
最新刊は短文集『五感巡礼』。
【展覧会情報】
「アネケ・ヒーマン&クミ・ヒロイ、潮田 登久子、片山 真理、春木 麻衣子、細倉 真弓、 そして、あなたの視点」
会期:2021年1月16日(土)~4月18日(日)
平日 11:00~19:00 日・祝 11:00~18:00 毎週月曜休(月曜日が祝祭日にあたる場合も休館)
会場:資生堂ギャラリー(東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階)
https://gallery.shiseido.com/jp/exhibition/4054/
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、会期・内容を変更させていただく場合がございます。ご来場前に資生堂ギャラリーHPをご確認ください。