自身初の政治学の入門書『自分ごとの政治学』を出版した中島岳志さん。
本書は、普段は縁遠く感じてしまう政治を、どのように自分のなかで手触りのあるものとして捉えていくのかについて、2時間で読めるコンパクトな内容でまとめられています。
中島さんは、政治とは「簡単には分かり合えない多様な他者とともに、何とか社会を続けていく方法の模索」だと本書で語っています。
そこで、登壇いただく対談相手は、伊藤亜紗さん。
最新刊『手の倫理』では、「さわる」と「ふれる」の違いを通して、相手を知るための新たな関係の可能性を探っています。
「多様な他者」「分かり合えない」「倫理」「関係性」――。
お二人が挙げられているキーワードを通して、「わたし」を起点に世界を見つめなおしてみると、その先には何が見えてくるのか。
今回のイベントでは、その道筋を探っていきます。
また、本イベントは、有志の高校生も参加し、お二人に質問を投げかけてもらう時間を一部、設けます。
彼ら彼女らの素朴な視点から、大人の「あたりまえ」を考え直すきっかけにもなる、特別対談講座を開催します。
【プロフィール】
中島 岳志 (なかじま・たけし)
政治学者/東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。
1975年大阪府生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。
大阪外国語大学外国語学部地域文化学科ヒンディー語専攻卒業。
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究科博士課程修了、博士(地域研究)。
北海道大学大学院法学研究科准教授を経て、現職。
専門は南アジア地域研究、日本思想史、政治学、歴史学。
主な著書に『中村屋のボース インド独立運動と近代日本のアジア主義』(白水社/大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞)、『ナショナリズムと宗教』(春風社、日本南アジア学会賞)、『親鸞と日本主義』(新潮選書)、『ガンディーに訊け』(朝日文庫)、『保守と大東亜戦争』(集英社新書)、『自民党 価値とリスクのマトリクス』(スタンド・ブックス)など多数。
NHK100分de名著で「ガンディー 獄中からの手紙」「オルテガ 大衆の反逆」の講師を務める。
伊藤 亜紗 (いとう・あさ)
東京大学大学院人文社会系研究科美学芸術学専門分野博士課程修了(文学博士)。専門は美学、現代アート。
現在、東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長。
リベラルアーツ研究教育院准教授。
主な著書に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社新書)、『目の見えないアスリートの身体論』(潮新書)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)、『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(水声社)ほか。
【参加条件】
イベントチケット予約・販売サービス「Peatix」にて、いずれかの対象商品をご購入いただいたお客様がご参加いただけます。
【対象商品】
・イベント参加券 1,300円(税込)
・書籍『自分ごとの政治学』(NHK出版・737円/税込)+イベント参加券(1,000円/税込)+送料(500円/税込) セット 2,237円(税込)
※Peatixで取得したお客様の個人情報は、本イベントへお申し込み頂いた方への商品発送にのみ使用し、それ以外での使用は行いません。個人情報のお取り扱いについてご同意の上、お申込み下さい。
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受付締め切り: 2021年3月28日(日) 19:00まで
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