ほんとのはなしー自分の環世界を見つめようー
「アート×サイエンス・テクノロジー」をテーマとした国際的な文化・芸術フェスティバル、KYOTOSTEAM-世界文化交流祭-の一環として、オンライン読書会「ほんとのはなし-自分の環世界を見つめよう-」を開催いたします。
同じ地球に生きていても、虫や動物はそれぞれに異なった感覚に基づいて環境を知覚し、人間とは全く違う世界を感じて生きています。
私たち人間も、感覚こそ同じものの、それぞれの経験や性格、それに基づく考え方によって、同じ時間や空間を過ごしながら、異なる世界の受け止め方をしているように思います。
コロナ禍において、これまでの価値や考え方、習慣等が大きく変化している中、様々な人の新たな環世界(※)に触れることは、今の生活をより良く考え直すヒントが隠れているかもしれません。
毎回のゲストの体験を元にした一冊の本から、それぞれに喚起される環世界をお互いに見つめ合い、新たな気づきを探してみませんか。
※環世界:ドイツの生物学者であり哲学者であるヤーコプ・ヨハン・バロン・フォン・ユクスキュル(1864〜1944)が提唱した、すべての生物は自分自身が持つ知覚によってのみ世界を理解しており、すべての生物にとって世界は客観的な環境ではなく、生物各々が主体的に構築する独自の世界である、という考え方。
ほんとのはなし概要:
ファシリテーターにbook pick orchestra 代表の川上洋平氏(選書家/ブックセレクター)を迎え、各回多様なジャンルのゲストとともに、1冊の本を通して、それぞれに感じたことや自身の考えや思い出したことを語り合います。
参加方法には、対話枠と、聴講枠があります。
対話枠は、ほんとのはなしに登壇者として参加いただけます。参加の方は、事前に課題図書を読んできてください。
定員を超えた場合には抽選になります。
聴講枠は、ライブでほんとのはなしを聴講できます。
聴講の方は、できれば事前に課題図書に目を通していただき、自分だったらどう感じるか、ともに考えながら聞いていただけると気づきが多いかと思います。
2020年10月~2021年12月まで、月1回開催予定
〇第7回 2021年4月28日(水) 20:30~22:30
橋本 幸士 氏(立理論物理学者/京都大学大学院理学研究科 教授)
テーマ: わたしの異常な日常 ー思考と個性ー
課題図書:物理学者のすごい思考法 (インターナショナル新書) 著 橋本 幸士
―今後の予定―
〇第8回 2021年5月26日(水)
高嶺 格 アーティスト
テーマ未定
※第9回に関しては決定次第、京都岡崎蔦屋書店ウェブサイトのイベントページで発表します。
【スピーカー】
▼第7回ゲスト
橋本 幸士/Koji HASHIMOTO
理論物理学者/京都大学大学院理学研究科 教授
理論物理学者。京都大学大学院理学研究科 教授。1973年生まれ、大阪育ち。
2000年京都大学大学院理学研究科修了、理学博士。
サンタバーバラ理論物理学研究所、東京大学、 理化学研究所などを経て、2012年より大阪大学教授、 2021年より現職。
専門は理論物理学、超ひも理論。著書に『 物理学者のすごい思考法』(集英社)、『 超ひも理論をパパに習ってみた』『「 宇宙のすべてを支配する数式」をパパに習ってみた』(講談社)、 『Dブレーン:超弦理論の高次元物体が描く世界像』( 東京大学出版会)、共著に『ディープラーニングと物理学』( 講談社)など。
『素粒子論研究』編集長、 大阪大学理論科学研究拠点拠点長。
『月間小説すばる』 にエッセイを連載中。
サイエンスとアートをつなぐ活動を行い、 出演したパフォーミングアート作品 “Every day is a new beginning” で Art Innovation 2019国際会議にて京都大学総長賞を受賞。
▼ファシリテーター
川上 洋平 / Youhei KAWAKAMI
book pick orchestra代表、選書家/ブックセレクター
人と本の出会いをつくる「book pick orchestra」代表。
ひとりずつ話を聞いて即興で本を選ぶイベント「SAKE TO BOOKS」、人と本から、本と本、人と人をつないでいくワークショップ「Sewing books」をはじめ、美術館やギャラリー、オフィス、ホテルなどさまざまな場所で、本のある空間をつくる。
本棚に選書するだけではなく、どのように人が本と出会い、本とともに時間を過ごしていくかを考えながら、人と本をつなぐ体験をデザイン・企画している。
▼企画
磯谷 香代子 / Kayoko ISOGAYA
CCCアートラボ株式会社 ディレクター
University of the Arts London LCC 修了。
2018年よりKYOTO STEAMに携わり、アート×フードマーケットなど、まちとアートの接点を増やす企画を行う。
2018年度文化庁メディア芸術祭京都展「ゴースト」プロジェクトチームメンバー、京都岡崎 蔦屋書店、和歌山市民図書館内アートディレクションなど。
▼ロゴデザイン
TAKAIYAMA inc.
※ 終了時間は各回によって異なることがあります。ご了承ください。
※ 終了後、1時間程度、ゲスト参加のオンライン懇親会を設けております。自由にご参加ください。
視聴のみの方もご参加いただけますが顔出しをご了承いただける方のみにさせていただきます。 (懇親会の所要時間は会によって変更)
【参加人数】
対話参加者(発言可)8名 / 聴講のみ(発言不可) 90名
【チケット】
・対話参加者(発言可) 1,000円 (抽選) 応募期間 2021年4月1日-2021年4月19日
当選者は20日に当選確定連絡と、1,000円お支払い用の申し込みサイトをお送りいたします。
学割:学校名、学科名をアンケート欄にご記入ください。学生の場合500円になります。
・聴講のみ(発言不可) 500円 開催当日3時間前まで購入可能。定員になり次第終了
【開催方法】
オンラインZOOM配信
※参加申し込みされた方に、Peatixのメッセージ経由にてイベント開始2時間前に招待URLを送ります。