2021年5月14日(金)

よこのなな × 田中東子「現代の恋愛から読み解く後期資本主義時代」 『21世紀の恋愛 いちばん赤い薔薇が咲く』(花伝社)刊行記念

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※本イベントはオンライン配信でのみご参加いただけるイベントです。
詳細につきましてはページ下部をご確認ください。

4国内外で大きな反響を呼んだフェミニズム・ギャグ・コミック『禁断の果実』の作者リーヴ・ストロームクヴィストによる最新作『21世紀の恋愛 いちばん赤い薔薇が咲く』が花伝社より刊行されました。
 
本書では、星の王子さまやヘーゲル、フロム、キルケゴール、ジジェク、プラトンにギリシャ神話、ヒンドゥー神話にディカプリオなど、古今東西の言説から現代における「恋愛」を読み解きます。
ストロームクヴィストは、後期資本主義時代において消費社会が極まり恋愛すらも消費の対象になっていることをシニカルでユーモアの溢れる表現を用いて鋭く指摘しています。
また、「恋愛で傷付くのをやめよう」「自分を大切にしよう」 といったコピーに代表される、コマーシャルな文脈でのエンパワメントである「自己強化フェミニズム」の危うさについても憂慮しています。
 
刊行を記念し、トークイベントを開催いたします。
ゲストには、本書の訳者であるよこのななさんと、メディア文化論やジェンダー、カルチュラル・スタディーズなどを専門に研究されている田中東子さんをお招きします。
 
本書や著者について解説していただきながら、現代の恋愛観に潜んでいる後期資本主義時代の価値観について存分にお話をいただきます。
 
ぜひご参加ください!
 
【出演者プロフィール】
よこのなな
(よこの・なな)
1977年生まれ。
90年代半ばと2000年代初めにスウェーデンの地方都市でスウェーデン語や社会科学を学ぶ。
女性たちの声を届ける勝手に翻訳プロジェクトとしてZINE『ASTRID』を不定期に発行。
訳書に『21世紀の恋愛 いちばん赤い薔薇が咲く』(花伝社)がある。
 
田中東子(たなか・とうこ)
大妻女子大学文学部教授。博士(政治学)。
専門分野はメディア文化論、ジェンダー研究、カルチュラル・スタディーズ。
第三波フェミニズムやポピュラー・フェミニズムの観点から、メディア文化における女性たちの実践について調査と研究を進めている。
著書に『メディア文化とジェンダーの政治学-第三波フェミニズムの視点から』(世界思想社、2012年)、編著や共著に『出来事から学ぶカルチュラル・スタディーズ』(共編著、ナカニシヤ出版、2017年)、『私たちの「戦う姫、働く少女」』(共著、堀之内出版、2019年)、翻訳に『ユニオンジャックに黒はない――人種と国民をめぐる文化政治』(ポール・ギルロイ著、共訳、月曜社、2017年)などがある。
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時間 _ 20:00~22:00 (19:30オンライン開場)
場所 _ リアルタイム配信
▼入場料
■配信参加:1,500円
■書籍つき配信参加:1,500円+『21世紀の恋愛 いちばん赤い薔薇が咲く』1,800円(いずれも税別)
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