2021年5月31日(月)

荒井裕樹 × 望月優大「複雑な現実を伝えようとするときに考えていること」 『まとまらない言葉を生きる』(柏書房)刊行記念

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※本イベントはオンライン配信でのみご参加いただけるイベントです。
詳細につきましてはページ下部をご確認ください。
 
〈記憶にございません〉〈その批判は当たらない〉〈LGBTは生産性がない〉〈障害者は不幸しか生まない〉……
 
偉い人が「責任」逃れをするために、 「敵」を作り上げて憂さを晴らすために、 誰かを「黙らせる」ために言葉が使われるようになったこの世界で、 凝り固まった価値観を解きほぐし、 肺の奥まで呼吸しやすくしてくれるような、そんな「言葉」との出会いは、まだ可能だろうか?
 
『まとまらない言葉を生きる』は、マイノリティの自己表現をテーマに研究を続ける文学者・荒井裕樹さんが、 障害者運動や反差別闘争の歴史の中で培われてきた 「一言にまとまらない魅力をもった言葉たち」と 「発言者たちの人生」を紹介していくことを通して、 この社会で今、何が壊されつつあるのか、 人間としての尊厳をどのように守っていけるのかを考えた一冊です。
 
今回は、日本の移民・外国人のテーマに取り組んだ新書『ふたつの日本』の著者であり、認定NPO法人難民支援協会が運営するウェブマガジン「ニッポン複雑紀行」に団体外部から編集長として関わる望月優大さんをゲストにお迎えして、刊行記念トークイベントを行ないます。
 
「障害者」や「移民」「難民」など、この社会に確かに存在するのに、注目されづらかったり、時に見えなくさせられてしまう課題や存在を、社会に向けて「伝える」活動をしているお二人は、普段どのようなことに悩みながら、それを行なっているのでしょうか。
 
簡単にはまとめられない複雑な現実を前に、言葉を仕事とする人に今、何ができるのか。
何が求められているのか。
それぞれの現場からエピソードを持ち寄りながら、話し合っていきたいと思います。
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【出演者プロフィール】
荒井裕樹(あらい・ゆうき)
1980年東京都生まれ。二松學舍大学文学部准教授。
専門は障害者文化論、日本近現代文学。
東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。
著書に『隔離の文学――ハンセン病療養所の自己表現史』(書肆アルス)、『障害と文学――「しののめ」から「青い芝の会」へ』(現代書館)、『 生きていく絵――アートが人を〈癒す〉とき』(亜 紀書房)、『障害者差別を問いなおす』(筑摩書房)、『車椅子の横に立つ人――障害から見つめる「生きにくさ」』(青土社)、『まとまらない言葉を生きる』(柏書房)などがある。
 
望月優大(もちづき・ひろき)
1985年生まれ。ライター。
ウェブマガジン「ニッポン複雑紀行」編集長。
著書『ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実』(講談社現代新書)。
非営利団体等への支援などにも携わっている。
Twitter: @hirokim21
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