近年、「エンパシー」という概念に大きな注目が集まっています。
いわゆる「共感」(シンパシー)ではなく、<自分とは異なる意見をもつ相手を理解する知的能力>であるエンパシーは、コロナ禍のさなかでより一層重要度を増しているとも言えます。
ベストセラー『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』で、「エンパシー」という言葉の日本での火付け役となったイギリス在住のライター・コラムニスト、ブレイディみかこさんは、新著『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』(6月25日発売)でエンパシーをめぐる全く新しいビジョンを展開しています。
“自助の精神”からジェンダーロール、いびつな”負債道徳”まで、現代社会を縛る様々な思い込みから自由にする「アナーキー」な言葉の力に溢れた本書の刊行を記念して、特別トークイベントを開催します。
対談相手は、昨年「パンデミックを生きる指針——歴史研究のアプローチ」という論考がSNSで大きな反響を呼んだ京都大学の農業史研究者・藤原辰史さん。
パンデミック下の国家と人々の振る舞いをめぐる歴史の視座から、コロナ禍があぶり出した「ケア階級」、カオスな状況を生き抜くためのアナーキック・エンパシーまで、縦横無尽に語り合います。
どうぞお楽しみください!
【プロフィール】
ブレイディ みかこ (ぶれいでぃ・みかこ)
1965年福岡県福岡市生まれ。
96年から英国ブライトン在住。
ライター、コラムニスト。
2017年、『子どもたちの階級闘争 ブロークン・ブリテンの無料託児所から』で新潮ドキュメント賞、19年『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』でYahoo!ニュース|本屋大賞2019年ノンフィクション本大賞、毎日出版文化賞特別賞などを受賞。
他の著書に『労働者階級の反乱』『女たちのテロル』『ワイルドサイドをほっつき歩け』『ブロークン・ブリテンに聞け』などがある。
藤原 辰史 (ふじはら・たつし)
1976年北海道旭川市生まれ。
農業史研究者、京都大学人文科学研究所准教授。
東京大学大学院農学生命科学研究科講師等を経て、現職。
専攻は、農業技術史、食の思想史、ドイツ現代史。
『ナチスのキッチン』で河合隼雄学芸賞、『分解の哲学 ― 腐敗と発酵をめぐる思考』でサントリー学芸賞を受賞。
他の著書に、『トラクターの世界史―人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち』『戦争と農業』『給食の歴史』『農の原理の史的研究:「農学栄えて農業亡ぶ」再考』などがある。
【参加条件】
イベントチケット予約・販売サービス「Peatix」にて、いずれかの対象商品をご購入いただいたお客様がご参加いただけます。
【対象商品】
・イベント参加券 1,300円(税込)
・書籍『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』(文藝春秋・1,595円/税込)+イベント参加券(1,000円/税込)+送料(500円/税込) セット 3,095円(税込)
※『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』は2021年6月25日(金)に入荷予定です。入荷後に配送いたします。
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受付締め切り: 2021年7月13日(火) 19:30まで
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