※本イベントは配信もしくはアーカイブ視聴(2週間)でご参加いただけるイベントです。
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新元号の幕開けを震撼させた川崎殺傷事件、元農林水産省事務次官長男殺害事件、京都アニメーション放火事件。
3つの凶悪事件を、私たちがこれから生きる時代を読み解く鍵になると直感し、『ルポ川崎』の著者・磯部涼さんとカメラマンの山谷佑介さんは徹底的に現場を歩きました。
「8050問題」、「一人で死ね」、「上級国民」……事件の報道から新たなキーワードが浮かび上がってきました。
その背景を探るうちに、その極端さ、陰惨さが恐怖(テロル)として社会に影響を与える状況が見えてきます。
そして、「平成」から積み残されてきた課題も露わになりました。
政治学者の中島岳志さんには『秋葉原事件 加藤智大』という著作があり、安田善次郎を暗殺した朝日平吾や血盟団事件などテロリズムと分類される事件を一貫して注視してきました。
本書を読み、「事件の詳細を見つめることから、あるべき未来を思考したい」というメッセージを発しておられます。
100年のスパンでテロリズムを見直した時、背景に共通するものはあるのでしょうか?
日本の今を見事に映し出す写真を寄せている山谷さんも、取材同伴者としてたくさんの人と場所をファインダー越しに見詰めてきました。
3人のお話により、今わたしたちはどんな場所に立っているのか、じっくりと考えてみたいと思っています。
お聞き逃しのないよう、宜しくお願い致します!
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【出演者プロフィール】
磯部涼(いそべ・りょう)
1978年千葉県生。ライター。
主に文化と社会との関わりについて執筆。
著書に『ヒーローはいつだって君をがっかりさせる』(太田出版)、『音楽が終わって、人生が始まる』(アスペクト)、『ルポ 川崎』(サイゾー)、共著に九龍ジョーとの『遊びつかれた朝に――10年代インディ・ミュージックをめぐる対話』(Pヴァイン)、大田和俊之、吉田雅史との『ラップは何を映しているのか――「日本語ラップ」から「トランプ後の世界」まで』(毎日新聞出版)、編著に『踊ってはいけない国、日本――風営法問題と過剰規制される社会』(河出書房新社)等がある。
中島岳志(なかじま・たけし)
1975年大阪生まれ。
大阪外国語大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。
北海道大学大学院准教授を経て、現在は東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。
専攻は南アジア地域研究、近代日本政治思想。
2005年、『中村屋のボース インド独立運動と近代日本のアジア主義』で大佛次郎論壇賞を受賞。
著書に『インドの時代』『秋葉原事件』『パール判事』『「リベラル保守」宣言』『血盟団事件』『ナショナリズムと宗教』『アジア主義』など。
山谷佑介(やまたに・ゆうすけ)
1985年新潟県生まれ。立正大学文学部哲学科卒業。
2013年に自費出版した「Tsugi no yoru e」で初めての個展を開催。
それ以降、ライブハウスやクラブの床、自身の新婚旅行、深夜の住宅街、セルフポートレートなどさまざまなテーマの作品を展開し、新たな写真表現の可能性を探求している。
主な写真集に『Into the Light』(T&M Projects、2017年)、『Doors』(ギャラリー山谷、2020年)がある。
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時間 _ 20:00~22:00 (19:30オンライン開場)
場所 _ リアルタイム配信
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