【ジュンク堂 池袋本店】
【内容紹介】
東京大学教授・加藤陽子氏の新刊『この国のかたちを見つめ直す』(毎日新聞出版)の刊行を記念して、トークイベントを開催します。
本書は、著者が『毎日新聞』に月1回連載したエッセー・コラム、時々の書評・インタビューからなっており、内容にしたがって、「国家と国民」「東日本大震災」「天皇と天皇制」「戦争の記憶」「世界と日本」の5つのテーマ別に読みやすく編集されたものです。
収録された文章は、おおむね2010年から2021年の今現在までに書かれました。
この間10年余という時間は、その入り口と出口が、日本にとっても世界にとっても重大な経済危機に見舞われた年として記憶されています。
危機の時代には、国家と国民の関係を国民の側から問い返し、見つめ直すことが必須だと、本書の「はじめに」でも述べた加藤陽子氏。
今回のトークイベントでは、1930年代の日本の外交と軍事を専門とする著者が、①中学生の時から、1930年代の日本とアメリカの歴史に惹かれたのは何故なのか、②現在に至るまで、その時代を研究する面白さについて再認識、再確認しつつあるのは何故なのかについて、「軍人勅諭」、「内乱・反乱」、「国際共同体」、「共同謀議」などをキーワードに、お話しする予定です。
著者の最初の単著である『模索する1930年代 陸軍中堅層と日米関係』(山川出版社)から『徴兵制と近代日本』(吉川弘文館)で提出された初期の「問い」が、どのような答えを今に導き出してきたのかを明らかにしたいと思います。
【講師紹介】
加藤陽子(かとう・ようこ)
東京大学大学院人文社会系研究科教授。
1960年、埼玉県大宮市(現、さいたま市)生まれ、1989年東京大学大学院人文系研究科修了(博士 文学)。
専門は日本近現代史。
著書に、『この国のかたちを見つめ直す』(毎日新聞出版、2021年)、『天皇と軍隊の近代史』(勁草書房、2019年)、『増補版 昭和天皇と戦争の世紀』(講談社学術文庫、2018年)、『戦争まで』(朝日出版社、2016年)、『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(新潮文庫ほか、2016年)、『新装版 模索する1930年代』(山川出版社、2012年)、『満州事変から日中戦争へ』(岩波新書、2005年)などがある。
<注意事項>
・ご参加いただくためには、ZOOMを視聴できる環境が必要です。お手数ですが下記より、PC/スマホでアプリを入手お願いいたします。ご購入いただくと、配信URLの記載されたテキストファイルをダウンロードしていただくことができます。
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