平子雄一の初作品集『GIFT YUICHI HIRAKO』の刊行を記念したトークイベントを実施致します。
作品集制作のストーリーや平子の作品への考え方等を本書のテキストに寄稿頂いた木村絵理子をゲストにお話頂きます。
[プロフィール]
平子雄一（ひらこ ゆういち）
1982年岡山県出身、東京都在住。
2006年にイギリスのWimbledon College of Art, Fine Art, Painting学科を卒業。
植物や自然と人間の共存について、また、その関係性の中に浮上する曖昧さや疑問をテーマに制作を行う。
観葉植物や街路樹、公園に植えられた植物など、人によってコントロールされた植物を「自然」と定義することへの違和感をきっかけに、現代社会における自然と人間との境界線を、作品制作を通して追求している。
ペインティングを中心に、ドローイングや彫刻、インスタレーション、サウンドパフォーマンスなど、表現手法は多岐にわたる。
ヨーロッパ、北米、中東、アジア圏など、国外でも精力的に作品を発表している。
木村絵理子（きむら えりこ）
横浜美術館・主任学芸員。
2005年展から横浜トリエンナーレに携わり、2020年展では企画統括を務める。
近年の主な展覧会企画に、”HANRAN: 20th-Century Japanese Photography”（National Gallery of Canada、2019）、「昭和の肖像：写真でたどる『昭和』の人と歴史」（2017）、「BODY/PLAY/POLITICS」（2016）、「蔡國強：帰去来」（2015）、「奈良美智：君や 僕に ちょっと似ている」展（2012）、「高嶺格：とおくてよくみえない」展（2011）、「束芋：断面の世代」展（2009-10）ほか。この他、關渡ビエンナーレ・ゲストキュレーター（2008、台北）、釜山Sea Art Festivalコミッショナー（2011）など。
岩渕貞哉（いわぶち ていや）
「美術手帖」総編集長。
1975年横浜市生まれ。1999年慶応義塾大学経済学部卒業。
2008年に編集長となり、2019年より現職。
同年、アートECサイト「OIL by 美術手帖」をローンチ、あわせてリアルストアを渋谷パルコにオープン。
また、公募展の審査員やトークイベントの出演など、幅広い場面でアートシーンに関わる。
[オンラインイベント開催日時]
会期：2021年9月28日（火）
時間：18:30～20:00予定
[参加方法]
オフライン（会場）※定員20名
オンライン（zoom配信）
[参加条件]
イベントチケット予約・販売サービス「Peatix」にて、以下のいずれかをご購入いただいたお客様
・オフライン（会場） ：サイン入り書籍付きイベント参加券 4,400円 （書籍代／税込）
・オンライン（zoom配信）：サイン入り書籍付きイベント参加券 4,900円 （書籍代 送料込／税込）
・オンライン（zoom配信）：イベント参加券 1,000円（税込）
※オンライン（zoom配信）でのお申込みのサイン入り書籍のご配送は、イベント後の予定です。
▶オフライン（会場）のお申込みはこちら
▶オンライン（zoom配信）のお申込みはこちら
◆平子雄一 初作品集『GIFT YUICHI HIRAKO』について
2021年１月より開催した個展「GIFT」（KOTARO NUKAGA）で展示された作品を中心に、最新作までを紹介する作品集となります。
平子は、植物や⾃然と⼈間の共存について、また、その関係性のなかに浮上する曖昧さや疑問をテーマとした作品を制作しています。
本書では、KOTARO NUKAGAで開催された個展「GIFT」で発表されたペインティング、彫刻、ドローイングを中心に、最新作までが並びます。
巻頭グラビアは、扉を開けて作家のアトリエに招かれたような写真から始まり、画材道具など、平子が制作する様が垣間見えます。
図版ページには、モチーフによって筆致を変えるなど、マチエールの違いが味わえるクローズアップを随所に掲載しました。
表紙のために描き下ろしたドローイングを始め、他にもドローイングが多数登場いたしますので、細部までお楽しみ下さい。
著者 平子雄一
テキスト 木村絵理子（横浜美術館 主任学芸員）
デザイナー 木村稔将
発売日 2021年9月15日
発行 カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
発売 美術出版社
定価 4,400円（税込）
仕様 B5変形、上製、クロス装、箔押し。スリーブケース入り。120頁。
※デザインイメージ 左：スリーブケース 右：表紙
