【ジュンク堂 池袋本店】
【内容紹介】
多和田葉子さん初の連作長篇の第1弾『地球にちりばめられて』の文庫が発売になりました。
Hirukoとクヌートの出会いが描かれています。
第2弾『星に仄めかされて』は単行本発売中、第3弾「太陽諸島」の連載が、創刊75周年を迎えた「群像」でついにスタートしました。
ドイツ在住の多和田さんと、「群像」で論考「多和田葉子と森の兄弟たち」をお書きになったばかりの野崎歓さんが、多和田さん初のサーガについてのお話を中心に語り合います。
【講師紹介】
多和田葉子(たわだ・ようこ)
小説家、詩人。
1960年東京都生まれ。
早稲田大学第一文学部卒業。
ハンブルク大学大学院修士課程修了。
文学博士(チューリッヒ大学)。
1982年よりドイツに在住し、日本語とドイツ語で作品を手がける。
1991年『かかとを失くして』で群像新人文学賞、1993年『犬婿入り』で芥川賞を受賞。2000年『ヒナギクのお茶の場合』で泉鏡花文学賞、2002年『球形時間』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、2003年『容疑者の夜行列車』で伊藤整文学賞、谷崎潤一郎賞、2005年にゲーテ・メダル、2009年に早稲田大学坪内逍遙大賞、2011年『尼僧とキューピッドの弓』で紫式部文学賞、『雪の練習生』で野間文芸賞、2013年『雲をつかむ話』で読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞など受賞多数。
2016年にドイツのクライスト賞を日本人で初めて受賞。
著書に『ゴットハルト鉄道』『飛魂』『エクソフォニー 母語の外へ出る旅』『献灯使』『百年の散歩』『地球にちりばめられて』『星に仄めかされて』などがある。
野崎歓(のざき・かん)
1959年生まれ。
フランス文学者。
東京大学文学部仏文科卒業。
同大学院博士課程中退。
現在、放送大学教養学部教授、東京大学名誉教授。
2000年、ジャン=フィリップ・トゥーサン作品の翻訳によりベルギー・フランス語共同体翻訳賞、2001年、『ジャン・ルノワール 越境する映画』でサントリー学芸賞、2006年、『赤ちゃん教育』で講談社エッセイ賞、2011年、『異邦の香り ネルヴァル『東方紀行』論』で読売文学賞(研究・翻訳賞)、2019年『水の匂いがするようだ 井伏鱒二のほうへ』で角川財団学芸賞、2021年、長年の訳業により小西財団日仏翻訳文学賞特別賞を受賞。著書に『フランス小説の扉』『フランス文学と愛』『翻訳教育』『夢の共有 文学と翻訳と映画のはざまで』など、訳書にトゥーサン『浴室』、サン=テグジュペリ『ちいさな王子』、スタンダール『赤と黒』、ウエルベック『地図と領土』、プレヴォ『マノン・レスコー』、ネルヴァル『火の娘たち』など多数。
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