2022年3月31日(木)

【Zoom配信】紀伊國屋書店Kinoppy & 光文社古典新訳文庫読書会 #77 多才な作家ジッドが仕掛ける傑作“犯罪小説”『法王庁の抜け穴』の魅力 訳者・三ツ堀広一郎さんを迎えて

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光文社古典新訳文庫のジッド作品では『狭き門』と『ソヴィエト旅行記』の2タイトルがありますが、今回はまったく趣の異なる小説『法王庁の抜け穴』を取り上げます。
奇蹟によってカトリックに回心したフリーメーソン会員のアンティムと、幽閉されたローマ法王を救い出すという詐欺を企てる詐欺団の首領プロトス。
予期せぬ遺産を手にしながらも「無償の行為」に走るラフカディオ。
凡庸な道徳と穏健な思想の持ち主である作家ジュリウス……。多様な作中人物が行き交い、それぞれに起こる出来事が複雑に絡み合って、物語は進行します。
誰が? 
なぜ? 
どのようにして? 
詐欺事件の結末はいかに?
実際にあった詐欺事件に着想を得て仕上げた本作品を、ジッドは自作品を分類するジャンルとして「ソチ(茶番劇)」と名づけました。
今回の読書会では訳者の三ツ堀広一郎さんをお迎えし、この意図するところも含め本作品の魅力について詳しく語っていただきます。

(聞き手:光文社古典新訳文庫・創刊編集長 駒井稔)

【プロフィール】
三ツ堀広一郎(みつぼり・こういちろう)
1972年生まれ。
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。
早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒業。
同大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。
専門は現代フランス文学。
訳書に『二十世紀フランス小説』(ドミニク・ラバテ)、『ルイユから遠くはなれて』(レーモン・クノー)、『本当の小説 回想録』(フィリップ・ソレルス)、『レペルトワール』(ミシェル・ビュトール、共訳)がある。

駒井 稔(こまい・みのる)
1956年横浜生まれ。
慶應義塾大学文学部卒。
’79年光文社入社。
広告部勤務を経て、’81 年「週刊宝石」創刊に参加。
ニュースから連載物まで、さまざまなジャンルの記事を担当する。
’97 年に翻訳編集部に異動。
2004 年に編集長。
2 年の準備期間を経て’06 年9 月に古典新訳文庫を創刊。
10 年にわたり編集長を務めた。
著書に『いま、息をしている言葉で。
――「光文社古典新訳文庫」誕生秘話』(而立書房)、『文学こそ最高の教養である』(光文社新書)、『私が本からもらったもの 翻訳者の読書論』(書肆侃侃房)がある。

【会場】Zoom(オンライン)
※ご案内メールを当日までにメールでご連絡します。
メール配信日:3月28日・31日の2回

【参加方法】
本イベントは無料イベントです。どなたでもお申込みいただけます。
2022年3月10日(木)~31日(木)17:30の間、下記より参加お申し込みを承ります。
▶視聴チケット(無料)はこちら(Peatixサイトが開きます。)

【注意事項】
*本イベントはZoomによる配信イベントです。当日店頭にご来店されてもご観覧いただけませんのでご注意ください。
*事前にZoomのバージョンが最新にアップデートされているかご確認の上ご視聴ください。
*お申込の際は、当日アクセスするアカウントと同じアドレスをご使用ください。
*配信はZoomのウェビナー機能というサービスを使用いたします。
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【お問合せ】
紀伊國屋書店新宿本店代表 03-3354-0131

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