2015年11月23日(月)

【福岡文芸部】本気で小説家を目指す「天狼院文芸部(小説家養成ゼミ)」福岡で始動!本屋がバックアップする新しい形の小説家養成講座が始まります《キックオフイベント》

福岡天狼院
イベント開催日: 2015年11月23日(月) 19:00〜

天狼院書店店主の三浦でございます。

おかげさまで、天狼院書店は二年前に池袋に一店舗目「東京天狼院」をオープンしてから、今年9月に表参道に「天狼院STYLE表参道」、同じく9月に九州福岡に「福岡天狼院」をオープンさせ、今まさに拡張期に入っております。

僕は今、天狼院書店を経営しておりますが、元々は、小説家になることが夢でした。

20代のほとんどの時間を、小説を書くことに費やしてきました。

そもそも、本屋になったのは、生活費を稼ぐためで、当時の僕の人生のほとんどは小説を書くことに費やされていました。

具体的にいえば、一日平均原稿用紙40枚書き続けていました。それを10年ほど続けました。

ひとりよがりの小説を書き続け、江戸川乱歩賞にのみ、応募し続けていたのですが、いつも、予選は残っていても、いいところで落選してしまう。しかも、その作品に対して、何が良くて、何が悪かったのかを教えてくれるわけでない。

賞は1年に1回しかなく、その不確かなチャンスに人生を賭すのはあまりに危険過ぎる。
小説家になる講座というものは、大学を含めて数多く存在していましたが、本当に小説家を出すという実績があった講座は極めて稀でした。

どう考えても、小説家になりたい若者たちの夢を食い物にしているとしか見えないものが多かった。

たとえば、とある芸術大学の文芸学科などは、毎年数百人高い入学費を払って入学したとしても、一人も小説家になれない年のほうが多いのが現状です。

入学金として120万円。そして、毎年100万円ほど支払った結果、小説家を生めないのだとすれば、その学科や講座が存在する意味は、いったい、どこにあるのでしょうか?

たしかに、狭き門を突破して小説家になることは難しいことです。けれども、その難易度を大義名分とした「夢を食い物にする仕組み」は世の中に数多く存在しているのに「夢を実現する仕組み」があまりに少ないように僕には思えました。

様々なメディアでも公表しているように、僕が天狼院書店を創った目的は、「READING LIFEの提供」、すなわち、本とその先にある体験までも提供することですが、その裏の目的として、常に僕の念頭にあったのは、埋もれている若い才能を世の中に送り出すことでした。

この度、出版社のディスカヴァー21さんと天狼院書店がコラボすることによって、僕の大きな夢のひとつが、叶えられようとしています。

そうです、「本気で小説家を出すプロジェクト」を本格的に始めようと決めました。

それこそが、「天狼院文芸部(小説家養成ゼミ)」です。

およそ半年間にわたって、「天狼院文芸部」では、小説家を生み出すべく、本気でカリキュラムを組みます。

そこで、講師の先生にも、本気モードの方を招くことに決めました。

実業之日本社さんで、文芸の編集長、担当部長を歴任し、今野敏先生や有栖川有栖先生、東川篤哉先生などの担当編集として、数々のヒット作を世に送り出した、関根亨氏を講師として招聘することになりました。

今回は「天狼院文芸部」のキックオフ・イベントになります。

先日の東京豊島公会堂での「天狼院の大文化祭」で、東京の累計160万部の大ヒット作『珈琲店タレーランの事件簿』シリーズの岡崎琢磨先生と時代小説若手ナンバーワン作家『蔦屋』の谷津矢車先生もお招きして、どうすれば作家になれるかを徹底的に話し合いました。

その結果、様々な方法が見えてまいりました。

徹底的に創作に没頭するための「かんづめ天狼院」。

日本で一番小説家になれる本棚の構築。

そして、6ヶ月で何を学べるか。その先にはどうデビューにつなげるのか。

2月の講座スタートに向けて、具体的にほとんど固まってまいりました。

また、今回も福岡の皆様と今後、12月からのおよそ半年間、どういったカリキュラムにすれば、本気で小説家を生み出すことができるのかを、一緒に考えていこうと思います。

その場で「天狼院文芸部(小説家養成ゼミ)」のカリキュラムを、予定調和なしのリアルタイムで組み上げていこうと思います。また、今、僕が仮に組み上げているカリキュラムも発表したいと思います。

天狼院書店がこの「天狼院文芸部」の設立に、どれくらい真剣なのかを示すために、僕は2つの条件を用意いたしました。

1 天狼院文芸部出身の小説家が出す作品は、天狼院書店が1,000冊買い切って、全国の天狼院書店で全力で拡大販売する。

2 天狼院文芸部出身の小説家が出す作品は、劇団天狼院で演劇化する。

1の条件は、天狼院書店店主としてのオファーであり、2の条件は、劇団天狼院主宰としてのオファーです。

このオファーに対して、いち早く反応してくれたのが、出版界でも常に最前線を行き、数々の才能をいち早く見出してきた、ディスカヴァー21の干場弓子社長でした。干場社長も、奇しくもフィクション事業部を立ち上げて間もなく、新しい才能を発掘しようとお考えでしたので、天狼院とディスカヴァーさんの思惑が一致したことになります。

それなので、「天狼院文芸部」の優先出版権は、ディスカヴァー21「フィクション事業部」に委ねたいと思っております。
そして、もし、ディスカヴァー21さんのカラーにその小説が合わない場合は、天狼院が全力で他の出版社さんでの発表の機会を模索します。

それというのも実は、天狼院書店は、作家のエージェントも兼ねており、様々な著者の方をこれまでも世に送り出しているからです。

天狼院全体として、小説家を出すために、1000冊の仕入れと演劇化によって、有り体にいえば、300万円ほどを負担することになります。この数値1つみても、天狼院として、このプロジェクトが本気だということがお分かりいただけるかと思います。
また、出版社さんとしても、1冊の本の出版には編集費、印刷代、営業費など膨大な費用がかかります。

そう、我々は、本気で小説家を出そうと考えているのです。

本気で取り組む才能には、本気で応えようと考えています。

まずは、顧問の関根氏のOKが出た作品を、天狼院で精査します。そこで、店主である僕が、1,000冊買い切りのOKと演劇化のOKを出した後に、ディスカヴァー21の干場社長に作品を持っていきます。そこで、干場社長のOKが正式に出れば、その作品は出版されることになります。また、それがダメだったとしても、天狼院が他の出版社さんに持ち込みます。

まとめますと「天狼院文芸部(小説家養成ゼミ)」で小説家になる流れは以下のようになります。

【「天狼院書店文芸部」で小説家になるには】

①11月23日(祝)の福岡文芸部キックオフイベントに参加してください。
*要望が多い場合、別の機会も設ける可能性もありますが、この日だけで募集人数が埋まる可能性もございます。福岡での募集人数は最大10名様です。

②12月からの「天狼院文芸部(小説家養成ゼミ)」を半年間以上受講する
*6月から長編対応の講座もスタートします。

③作品を仕上げて、顧問の関根氏のOK(お墨付き)をもらう

④天狼院書店店主の三浦のOK(お墨付き)をもらう

⑤ディスカヴァー21の干場社長のOK(お墨付き)をもらう

「天狼院文芸部(小説家養成ゼミ)」は②にあるように、ゼミ形式でみっちりやりたいと考えております。それですので、少人数20名様ほど限定で、月謝3万円ほどで考えております。また、④までいった場合で、⑤でOKが出なかった場合は、他の出版社へ、天狼院書店が持っていき、出版の道を全力を模索いたします。

まずは、11月23 日(祝)の「天狼院文芸部(小説家養成ゼミ)福岡キックオフ」に参加ください。

本気の人だけをお待ちしております。お会いできるのを楽しみにしております。

どうぞよろしくお願いします。

【お支払い方法】
「Peatix」「店頭」による事前決済制になります。
こちらからお支払いをお願い致します。

【概要】
日時:11月23日(月)
19:00 受付開始
19:30「本気で小説家になるプロジェクト」キックオフ・イベント
21:30 終了
参加費:3,000円
*Peatixでの事前決済、および、店頭での事前お支払い制となります。
当日席が空いている場合は、当日のお支払いも可能です。
定員:20名様
場所:天狼院書店「福岡天狼院」
登壇者:天狼院書店店主 三浦崇典
天狼院文芸部(小説家養成ゼミ)ではメイン講師に文芸担当歴25年の関根亨氏をお迎えします。

【講師プロフィール】
*12月の講座スタートから合流します。
関根亨(せきね・とおる)
1984年法政大学社会学部卒。同年、実業之日本社へ入社。89年より文芸出版部勤務。 今野敏氏警察小説シリーズ6冊累計40万部、東川篤哉氏本格推理シリーズ3冊累計45万部の実績を作る。ほかに、有栖川有栖氏、五十嵐貴久氏、五木寛之氏、江上剛氏、近藤史恵氏、小路幸也氏、原田マハ氏など著名作家を担当。

【注意事項】
・参加者への他のイベント、セミナー、グループ、店、企業、その他への勧誘は固く禁じます。
また、勧誘を見かけた場合はスタッフまでご一報ください。

【福岡天狼院へのお問い合わせ】
お問い合せフォーム
TEL:092–518-7435

イベント情報の詳細はこちら