大宅壮一ノンフィクション賞受賞『プロレス少女伝説』をはじめ、『小蓮の恋人』『同性愛者たち』『十四歳』『かくしてバンドは鳴りやまず』などの傑作を遺し、2001年、44歳にして夭逝した井田真木子。
本書は、この天才ノンフィクション作家の、若き日の原稿を初めて書籍化したものです。
今回の刊行記念トークイベントでは、『紋切型社会』著者にして、かつて出版社でノンフィクション本を編集していた武田砂鉄さんと、その武田さんがスポーツノンフィクションの世界で誰よりも尊敬しているという、ノンフィクションライターの木村元彦さんが、登場します。
井田真木子を切り口にして、ノンフィクションとはどうあるべきか、どう書いたらよいのか等、その深層に迫りつつ、いま出版業界/ノンフィクションが置かれている状況や、それを打開していく可能性まで、タブー無く縦横無尽に語りあいます。
○日時:2016年1月14日(木)19:00~ (開場18:45)
○場所:紀伊國屋書店新宿本店 8階イベントスペース
○定員:45名 ※定員に達し次第、受付を終了させていただきます。
○参加費:500円(当日会場受付にて現金にてお支払いください)
○参加方法:2階レジカウンターまたはお電話にてご予約を承っております。
○お問い合わせ・ご予約 新宿本店2階カウンター 03-3354-5702
*座席は自由席となります
*トークは1時間程度を予定しております。トーク終了後ご希望の方にはゲストの木村さん、武田さんがそれぞれの著作にサインをお入れします。(当日会場前に先生方の著作を若干数ご用意しますが、その場でお買い上げいただいたものでなくてもサインの対象となります)
*19:30以降の入場はお断りさせて頂く場合がございます。あらかじめご了承ください。
*会場内での録音・撮影はご遠慮ください。
木村元彦(きむら・ゆきひこ)
1962年愛知県出身。中央大学文学部卒業。ノンフィクションライター、ビデオジャーナリスト。東欧やアジアの民族問題を中心に取材、執筆活動を続ける。著書に『オシムの言葉』(2005年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞作品)、『争うは本意ならねど』(集英社インターナショナル、2012年度日本サッカー本大賞)など。
武田砂鉄(たけだ・さてつ)
1982年東京都出身。ライター。大学卒業後、出版社で主に時事問題・ノンフィクション本の編集に携わり、2014年秋よりフリーとなる。多くの雑誌、ウェブ媒体に寄稿。初の著作『紋切型社会―言葉で固まる現代を解きほぐす』(朝日出版社)が話題となり、第25回(2015年度)Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。
写真:宇佐巴史
井田真木子と女子プロレスの時代
井田真木子 / イースト・プレス
2015/11出版
ISBN : 9784781613789
価格:¥3,240(本体¥3,000)
『プロレス少女伝説』の衝撃、再び―夭逝した天才ノンフィクション作家の、若き日の原稿を初めて書籍化!長与千種、神取忍との全対話収録。
井田真木子[イダマキコ]
1956年7月19日、神奈川県生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒。フリーライターを経て2冊目の著書となる『プロレス少女伝説』で1991年大宅壮一ノンフィクション賞、1992年『小蓮の恋人』で講談社ノンフィクション賞を受賞。2001年3月14日肺水腫により死去。享年44。