高齢化社会と言われて久しいニッポン。そのなかで介護漫画のパイオニアとして、認知症や高齢者の性の問題に切り込んだ、くさか里樹さん。
認知症になった母との日々や、施設に通ったなかでの出来事を、エッセイ漫画として発表し多くの共感を呼んだ、岡野雄一さん。
お二人に共通するのは、老人や介護を描きながら、人間ドラマを追求している点です。
漫画という手法で高齢者に向き合っているお二人が、作品を通じて伝えようとしていること、漫画を発表するなかで気づいたこと、今だから言えること、などなどを赤裸々に語ります。
二人のトークには「老いにポジティブに向かい合う」秘訣が満載です。
【出演者プロフィール】
くさか里樹(くさか・りき)
高知県出身。1958年生まれ。少女漫画でデビュー後、介護の世界を熱く描く『ヘルプマン!』が人気を博し、日本漫画家協会賞大賞を受賞。同作品を読んで介護の世界に飛び込んだというファンも多い。2014年から発表の場を週刊朝日に移し『ヘルプマン!!』としてスタート。胃ろう、高齢ドライバーと社会の関心が高いテーマを題材にしている。最新刊は『ヘルプマン!! vol.3 高齢ドライバー編』(朝日新聞出版)。
岡野雄一(おかの・ゆういち)
長崎県出身。1950年生まれ。漫画家。認知症になった母を施設にたずねる日々を描いた『ペコロスの母に会いに行く』(西日本新聞社)がベストセラーに。同作品は映画化されキネマ旬報日本映画ベスト1を獲得。最新刊『ペコロスの母の贈り物』(朝日新聞出版)が2016年1月に発売。著作に『ペコロスの母の玉手箱』(同)など。
時 間 _ 20:00~22:00 (19:30開場)
場 所 _ 本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order