偕成社は2016年に創業80周年をむかえます。「偕(とも)に成る」という創業の理念を貫き、戦後の70年を児童書の専門出版社として様々な良書を世に送り出してきました。
ナルニア国では9階ウェンライトホールで開催される“偕成社80周年記念展”の関連講演会として、現社長の今村正樹氏にお話を伺う会や、80周年記念出版「世界のともだち」シリーズの著者をお招きした講演会などを開催します。皆さんのご参加をお待ちしております。
★記念講演会は、いずれも参加費無料です!
★詳細は各講演会ページにてご確認ください。
1. 今村正樹氏トーク“子どもの本とあゆんだ80年”
偕成社の現社長 今村正樹氏が、創業時から現在まで 偕成社の歩んできた80年をお話くださいます。
※講演後はそのまま9Fの展示を一足早く、ご覧いただけます
2. 村田信一氏講演会“ぼくが通った「パレスチナ」と「イスラエル」”
「世界のともだち」完結記念トーク①
~ナルニア国2016年“知ることは、未来を拓くこと!”第1回講演会~
「世界のともだち」の『イスラエル』『パレスチナ』の著者が彼の地で暮らす普通の子どもたちの生活について語ります。
3. 島本脩二氏&森枝卓士氏ダブルトーク“取材裏話 『ミャンマー』ができるまで”
「世界のともだち」完結記念トーク②
「世界のともだち」の編集者と、写真家で『ミャンマー』の著者 森枝卓士さんが食べ物・住まい・学校など、現地での取材の裏話を交えて語ります。
【申し込み方法】 予約受付開始:いずれも 4/4(月)より
★ナルニア国の店頭でもお申込みいただけます。
参加ご希望の方は、お電話でナルニア国までご連絡ください。
お一人で3回の講演会に参加ご希望の方は、1コールでお申し込みいただけます。
それぞれ、定員に達した時点で受付を終了いたします。
電話番号:03-3563-0730(午前10時~午後8時) ※1コール1名様のみ
【講師略歴】
1. 今村正樹(いまむらまさき)
1953年東京生まれ。結婚して1980年偕成社入社、1992年第3代の社長に就任。入社後すぐにアメリカシラキュース大学に留学。シラキュースがエリック・カールの生地であることを後で知る。
2. 村田信一(むらたしんいち)
1963年松本市生まれ。1990年より、パレスチナをはじめ、ソマリア、レバノン、コンゴ、ボスニア、イラク、チェチェン、シエラレオネなど戦争の現場を取材。とくにパレスチナには、ほぼ毎年通っている。2011年からは、東日本大震災後の東北の撮影も続け、今では「この世界の本質」を感じ、表現することをテーマにしている。著書に『戦争という日常』『バグダッドブルー』(いずれも講談社)、『パレスチナ残照の聖地』(長崎出版)などがある。
3. 島本脩二(しまもとしゅうじ)
1946年生まれ。編集者。小学館で「週刊ポスト」「写楽」などの雑誌を経て書籍編集 に。担当した本に、『成りあがり』『日本国憲法』『月光浴』他多数。2008年より朝日新聞出版で3年間書籍統括。2002年より武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科非常勤講師。偕成社の「世界の子どもたち」シリーズの編集を担当、今回の「世界のともだち」シリーズでは、編集長として参加。
3. 森枝卓士(もりえだたかし)
1955年、熊本県水俣市生まれ。大正大学客員教授。早稲田大学などでも食文化を講じる。高校の頃、アメリカ人写真家ユージン・スミスと出会い、写真家を志す。国際基督教大学で文化人類学を学び、以後、アジアをはじめ、世界各地を歩き、写真、文章を新聞、雑誌に発表。主な著書に『世界の食事おもしろ図鑑―食べて、歩いて、見た食文化』(PHP研究所)、『考える胃袋-食文化探検紀行』(集英社/共著)、『料理すること―その変容と社会性』(ドメス出版)、『カレーライスと日本人』(講談社)、『食べもの記』『手で食べる?』『食べているのは生きものだ』(いずれも福音館書店)などがある。