2014年10月6日(月)

松山巖さん『須賀敦子の方へ』刊行記念トークイベント「須賀敦子の愛した本、出会った人々」

ジュンク堂書店 池袋本店
開催日時:2014年10月06日(月)19:30 ~

松山 巖(作家)
ジョルジョ・アミトラーノ(イタリア文化会館館長)

雑誌『考える人』にて連載された「須賀敦子の方へ」が満を持して単行本化されます(8月30日発売予定)。
イタリアをこよなく愛し、人を深く見つめ続けた先で、たぐい稀な作品を紡ぎ出した須賀敦子さん。
無垢な少女を、信仰へ、ヨーロッパへと誘ったものは何だったのでしょうか。
カルヴィーノ、タブッキ、サバ、そしてギンズブルグ。
知と情熱にみちた忘れ難い作品だけを遺して去った、伝説の文筆家の核心を辿ります。
須賀さんが生前から親しくつきあい、語り合ったお二方だからこそうかがえるエピソードにもご期待下さい。
*トークイベント終了後にサイン会を予定しております。

須賀敦子(1929-1998)兵庫県生まれ。聖心女子大学卒業後、パリ、ローマに留学。
’61年ミラノで結婚、日本文学の翻訳・紹介に努める。夫の死後帰国し、上智大学等で教鞭をとる。
’90年に初めて発表した作品集『ミラノ 霧の風景』が女流文学賞、講談社エッセイ賞を受賞。
『コルシア書店の仲間たち』『遠い朝の本たち』『須賀敦子全集』など著書の他、イタリア現代文学の訳書多数。


【講師紹介】
≪松山 巖 (まつやま いわお)≫
1954年東京生まれ。東京芸術大学美術学部建築科卒業。作家、評論家。
著書に『乱歩と東京』(日本推理作家協会賞)『うわさの遠近法』(サントリー学芸賞)『群衆』(読売文学賞)、
小説『闇のなかの石』(伊藤整文学賞)など。2012年建築学会文化賞受賞。『須賀敦子全集』刊行に際して、詳細な年譜を
作成している。

≪ジョルジョ・アミトラーノ≫
1957年イタリア、イェージ(マルケ州)生まれ。日本文学博士、翻訳家。ナポリ東洋大学博士課程修了。同大学日本文学教授。
2010年11月より政治学部長。2013年1月よりイタリア外務省機関であるイタリア文化会館東京館長および京都イタリア国立東方学研究所長を兼任。よしもとばなな、村上春樹、宮沢賢治、川端康成、井上靖らの作品を翻訳。
2001年第12回野間文芸翻訳賞、2008年グリンザーネ・カヴール翻訳賞を受賞。
訳書に、よしもとばなな『キッチン』『N•P』、村上春樹『ノルウェイの森』『ダンス•ダンス•ダンス』『1Q84』など。
著書に、『THE NEW JAPANESE NOVEL』『『山の音』こわれゆく家族』(みすず書房)などがある。

★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111) 

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ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5

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