障害のある人たちは、どのように自分や他人の性と向き合っているのだろうか。
それらの喜びや悩みは、障害の無い人たちと同じものなのか、それとも違うものなのか。
障害者の性の支援に長年携わってきた坂爪真吾さんが、「純粋な天使」や「かわいそうな性的弱者」というイメージを取り払った上で、障害者の性の現状を多角的に解説したのが、最新刊『セックスと障害者』。今回は、障害者にとっての<性と生>について、坂爪さんの東大時代の師匠・上野千鶴子さんをゲストに招きました。「愛される障がい者」から「愛する障がい者」へのパラダイムシフトはどうすれば実現できるのか、障害者福祉と性風俗の連携をフェミニズムはどう評価するのか等々、お二人が縦横無尽に語り合います。
※講演会終了後、サイン会を実施いたします。
(お持ち込みの本・色紙・グッズ等へのサインはできません。)
日時:2016年6月9日 (木) 19時00分~(開場:18時30分)
会場:本店 8F ギャラリー
参加費:税込500円 ※イベント当日会場入口にて整理券をご呈示の上、参加費をお支払いください。
募集人員:80名(申し込み先着順) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込方法
1階カウンターにてお申し込みください。整理券を差し上げます。
また、お電話によるお申し込みも承ります。
(電話番号:03-3281-8201)
整理券1枚につき、お1人のご入場とさせていただきます。
主催:八重洲ブックセンター
協賛:イースト・プレス出版
《講演者紹介》
坂爪真吾(さかつめ・しんご)一般社団法人ホワイトハンズ代表理事
1981年新潟市生まれ。一般社団法人ホワイトハンズ代表理事。東京大学文学部卒。新しい「性の公共」をつくる、という理念の下、重度身体障害者に対する射精介助サービス、風俗産業の社会化を目指す「セックスワーク・サミット」の開催など、社会的な切り口で、現代の性問題の解決に取り組んでいる。2014年社会貢献者表彰、2015年新潟人間力大賞グランプリ受賞。著書に、『セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱』、『男子の貞操』、『はじめての不倫学』、『性風俗のいびつな現場』がある。
上野千鶴子(うえの・ちづこ)
社会学者・立命館大学特別招聘教授・東京大学名誉教授・認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。1948年富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了、平安女学院短期大学助教授、シカゴ大学人類学部客員研究員、京都精華大学助教授、国際日本文化研究センター客員助教授、ボン大学客員教授、コロンビア大学客員教授、メキシコ大学院大学客員教授等を経る。1993年東京大学文学部助教授(社会学)、1995年から2011年3月まで、東京大学大学院人文社会系研究科教授。2011年4月から認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。専門は女性学、ジェンダー研究。『おひとりさまの老後』、『ケアの社会学』、『発情装置 新版』、『上野千鶴子のサバイバル語録』など著書多数。