「ビオクラシー」は、福嶋から生まれる未来の座標軸。
原発災害から5年が過ぎ、一言で「安全」とも「危険」とも言えない状況が現在進行形なまま、風化と忘却の中に置かれた福島。「東京オリンピック」によって前提となってしまった「復興」により、実態は見え難くなった。
社会の矛盾と歪みが寄せられた地に、だからこそ日本、そして世界の未来を牽引していく価値観、生きる姿勢の萌芽を目の当たりにした著者。
本著はそれを、県内外、そして世界の要人からも言葉を集め、人間の心と想いから社会をかたちどる「ソーシャルスケープ」を駆使して可視化した珠玉の1冊。
『ビオクラシー~福島に、すでにある』
平井有太 著
サンクチュアリ・パブリッシング
2000円(本体1.852円) 9784861135699
【登壇者】
平井有太さん(著者)
足立正生さん(映画監督)
会場:文禄堂高円寺店(東京都杉並区高円寺北2-6-1高円寺千歳ビル1F)
日時:7月8日(金) 19:30~
参加方法:新刊『ビオクラシー~福島に、すでにある』 2000円を当店でご購入していただくか(サイン会OK)、もしくはイベント参加料1500円(1ドリンク付き)でのご参加も出来ます。
予約方法:①店頭 ②電話(03-5373-3371) ③Peatix
※単行本を事前に購入されての参加の場合、レシートをご持参下さい。
平井有太
1975年、東京文京区生。NYの美大School of Visual Arts 卒。2001年帰国以降、フリーのライターとして雑誌媒体を中心に寄稿。アーティスト、イベントプロデュース、通訳業等も兼務。2012年10月、福島市で「土壌スクリーニング・プロジェクト」事務局に着任、2013年度第33回日本協同組合学会実践賞受賞。NPO法人ふくしま30年プロジェクト理事、ポータルサイト「ENECT(エネクト)」編集長。『農の再生と食の安全 原発事故と福島の2年』(共著、新日本出版社、2013)、『福島 未来を切り拓く』(SEEDS出版、2015)
足立正生
1939年、北九州市生。1959年、日本大学芸術学部映画学科に入学。新映画研究会を立ち上げる。同時期に、VAN映画科学研究所を設立する。1961年の監督映画『椀』が学生映画祭大賞を受賞。1964年、大林宣彦らと実験映画制作上映グループ「フィルム・アンデパンダン」を結成。1966年、『堕胎』で商業映画監督デビュー。1969年、若松プロダクション製作の『女学生ゲリラ』を監督する。またピンク映画の脚本も手掛ける。1971年、若松孝二とともにパレスチナへ渡る。2007年『幽閉者 テロリスト』監督。2016年『断食芸人』監督・脚本・企画・編集。