2016年9月5日(月)

【満員御礼】身体 × 時間=タイミング、的なことなど。『介護するからだ』(医学書院)刊行記念

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【満員御礼】となりました。

この本の著者・細馬宏通さんは、もともと動物行動学の出身で、ずっとシャクトリムシやトンボを観察していました。それがだんだん人間の声がや動作のやりとりが気になりだして、大学院の途中から観察の対象が人間に変わっていったそうです。
グループホームのフィールドワークに出ても細馬さんは、集まりから少し離れたところから、じっと観察しているみたいです。なにしろ、あるとき職員さんからこんなふうに言われたそうですから。

「細馬さん、うちらのことムシと思うてるやろ?」

――これは最新刊『介護するからだ』のあとがきに記されているエピソードですが、ヒトをムシのように〈動き〉だけをじっと見る細馬さんの記述がなぜ私たちの〈心〉を揺さぶるのでしょうか。当日のイベントでは、『介護するからだ』に結実した「心ない観察」の奥義をじっくり語っていただきます。

(『介護するからだ』編集担当:白石正明)

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撮影:鈴木淳哉

細馬宏通(ほそま・ひろみち)
1960年、兵庫県生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了(理学博士/動物学)。現在、滋賀県立大学人間文化学部教授(コミュニケーション論)。著書に『浅草十二階――塔の眺めと“近代”のまなざし』(青土社)、『ミッキーはなぜ口笛を吹くのか――アニメーションの表現史』新潮社、『今日の「あまちゃん」から』(河出書房新社)、『うたのしくみ』(ぴあ)、など。バンド「かえる目(もく)」では、ボーカルと作詞・作曲を担当。

開催日:2016年9月5日(月)
時 間:19時30分スタート/21時終了予定  *イベント当日、お店は18時にてクローズ致します
会 場:Title 1階特設スペース
参加費:500円+1ドリンク500円
定 員:20名

お申し込み
手順1:メールの件名にイベント名、メール本文にお名前(氏名)/電話番号/枚数(1人2枚まで)を明記して、以下のアドレスに送信ください。

title@title-books.com

手順2:「予約完了」の返信をいたします。(メールの受信設定にご注意ください)。

手順3:参加費は当日会場受付でのお支払いとなります。

お申し込み・ご予約は定員に達し次第締め切らせていただきます。

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