スタッフ川代です。
怖い話はお好きですか?
私は、だーいすきです。怖いもの見たさというやつです。
見終わったら、絶対に「あー、見なきゃ良かった」と後悔するのに、怖い話が気になって気になって仕方ない。
「ほんこわ」とか「世にも奇妙な物語」とかは絶対録画してでも見ますし、稲川淳二がテレビに出てたらペットのトイプードルを抱きかかえて話をききます。
怖い映画もよく見る方で、TSUTAYAに行ったら「ホラー」と「サスペンス」のコーナーはついついチェックしてしまいます。
でも「リング」みたいなおばけ的な怖さよりも、一番好きなのは、人間的な怖さとか、パニック的な怖さとか、少し考えさせられてゾクッとするようなもの。意味のわからない怖さよりも、つじつまの合う怖さの方が、適度に怖くてリアルなので面白い。「万が一にだけど、もしかしたら、自分におこっちゃうかも?」くらいの想像の余地があるものが好きです。もしかしたら、「いつかこうなっちゃったらどうしよう」という不安を脳内でシミュレーションしているのかもしれません。
今回はそんな私が好きな「幽霊系じゃないけど怖い映画」を紹介したいと思います。ネタバレはしていないのでご安心を!個人的な《こわい度順》ランキングです。
1.ミスト 《こわい度 ☆☆☆☆☆》
スティーブン・キング原作の映画。「後味の悪い映画」として名高い作品なだけあって、翌日が休日じゃないと見れないってくらい、見終わった後落ち込みます。
霧がたちこめ、スーパーの中に閉じこもって出られなくなったお客さん達は、霧の中に潜む見えない「何か」、ときどき出てくる化け物や血まみれの死体に恐怖は増していき、お互いがどんどん疑心暗鬼になっていきます。お客さんのなかでも対立し始め、みんなを操ろうと宗教的なことを言い出すおばさんや、乱暴なおじさんなど、客同士でも心理戦が繰り広げられます。そしてクライマックスの恐ろしさといったらもう・・・。
2.エスター《こわい度 ☆☆☆☆》
結末には驚きと恐怖で固まってしまいました。これ、最後のどんでん返しを予想できる人はいないんじゃないでしょうか?最初は「悪魔の子」系かと思っていたんですが、そんな単純じゃありませんでした。本当に恐ろしい子です。主演のイザベル・ファーマンちゃん、演技うますぎ。小さい女の子が残酷なことをしまくるので、「ひい!」とか叫びながらでないと見れませんが、度胸のある方は是非。
3.アイデンティティー 《こわい度 ☆☆☆》
これも見事に騙されたどんでん返し系です。モーテルにいる11人が次々と殺されていき、主人公が犯人を見つけようと奮闘するのですが、それだけじゃ終わらない。単純なミステリーかと思って油断していると、最後にはゾクッと背筋が凍ります。そこまでグロテスクでもないですし、ストーリー自体ものすごく面白いので、怖いのが苦手な人にもおすすめです。「人間ってこえー」系です。
4.es 《こわい度 ☆☆》
人間の心理の怖さで言えば、この映画以上に怖いモノはないかもしれません。極限まで追い詰められた人間はどうなるかわからない・・・ときには観察者ですらコントロールできないこともある。一番怖いのは、この映画が実話をもとに作られたということ。もし自分がこの場に放り込まれたら・・・と思うとゾッとします。人間の本能や理性について考えさせられます。
5.ヘンゼル&グレーテル《こわい度 ☆》
まさかのグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」のその後考えちゃいましたよ~というお話です。15年後のヘンゼルとグレーテル兄妹は、マシンガンをぶっ放し、ナイフを突き刺し、ものすごい勢いで「魔女狩り」をし、人々からは英雄として慕われる存在に。魔女もめちゃくちゃ強いのですが、色んな人の力を借りて魔女を倒していくふたりはとってもカッコイイ。途中魔女との戦闘でグロテスクなシーンも多々あり怖いのですが、ちゃんとハッピーエンドで終わるので後味すっきりです。
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私が好きな「幽霊じゃない怖い映画」、五つ選んでみました。怖い話といってもいろいろあって、見ているとなんだか怖いはずなのにアドレナリンが大噴出・・・後悔してても結局また怖い映画を観てしまいます。面白いからいいんですけどねー。
さて、そういうわけで今週金曜(9/12)の映画ラボのテーマは「怖い映画」です!幽霊でもゾンビでもスプラッタでも殺人鬼でも心理戦でもなんでもOKです!残暑をふきとばすべく怖い映画を語り合いましょう!