2016年10月3日(月)

(10月3日まで開催中)生活と研究 - 世界をきちんとあじわうために –ホモ・サピエンスの道具研究会 展覧会 『世界をきちんとあじわうための本』(ELVIS PRESS)刊行記念

logo_title100増補新装版『世界をきちんとあじわうための本』(ELVIS PRESS 刊) の出版を記念して、ホモ・サピエンスの道具研究会による展覧会を開催します。

ご飯をたく。電車にゆられる。靴下をはく。

私たちは、日々、多くのことを繰り返して生きています。だから、毎日は、繰り返しの繰り返し。退屈だからといって、やめられるならいいけれど、それだと暮らしは成りたたない。でも、もし成りたたないのだとしたら、繰り返すことこそが、暮らしのとても大切な要素なのかもしれない。

とは言っても、そんなことに気づいただけでは、あまり意味がないので、私たちは、それを観察し、描写することにしました。日々の暮らしを、ただ、なぞるだけ。それだけのことではあるけれど、そうやって、生活のなかで感じとれたものにかたちを与え、生活へとまたもどす。

「生活と研究」は、日々、生きているいつもの世界を、少しだけあじわいぶかいものとして、出会いなおすためのプロジェクトです。

開催日:2016年9月17日(土)ー 2016年10月3日(月)
時 間:11:00 – 21:00 水曜・第三火曜日休み *イベント開催日(9月25日・27日は18時まで)
場 所:Title 2階ギャラリー

関連イベント:『階段をのぼる』
10月2日(日)10:00~11:30 料金:1,000円(1ドリンク付き)
このイベントでは、Title にある階段をのぼります。階段の先には、開催中のホモ・サピエンスの道具研究会の展示がありますが、このイベントの主役はあくまで階段です。トークイベントではありませんし、ただ階段をのぼるというだけのイベントですが、きっと階段をのぼる、ただそれだけのことでも、人は何かを感じるものですし、もしかしたらいつまでも階段をのぼらず、階段を見上げなからあれこれ話すだけになるかもしれません。

日曜日の朝、開店前の本屋で、いつもはのぼったり、おりたりするだけだった階段とあらためて出会いなおす、そんな時間にしたいと思います。

ホモ・サピエンスの道具研究会
生活とともにある「研究」のあたらしいあり方を探るなかで生まれた、人類学者を中心メンバーとするリサーチ・グループ。今回の展覧会は、山崎剛、木田歩、坂井信三が企画を担当。

ツイッターアカウント:https://twitter.com/sapiensneipas

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