【ジュンク堂 難波店】
開催日時:2016年10月24日(月) 18:30~
朝のテレビドラマ「とと姉ちゃん」は好評のうちに終わりましたが、『暮しの手帖』の再評価は続いています。その中でも特異な人物としてあらわれるのは花森安治(ドラマの中では花山伊佐次となっていました)です。
花森は「暮し」という視点で、企業の提供する「新しい暮らし」の点検をはじめます。「商品テスト」がそれでした。文明開化以降の大きな近代化のうねりの中で、「日本人」である「私たち(庶民)」の立つべき場所はどこなのか。その提案がここでされたのです。これこそ、現在の私たちが考えなければならない「暮し」ではないでしょうか
小学館の本『花森安治と「暮しの手帖」』は、そんなことがつづられた本です。また、花森の大阪についての思いも書いてあります。そこに書かれたあれこれ、書かれなかったあれこれをお話します。
講師紹介
山田 俊幸(やまだ・としゆき)
1947年、新潟生まれ。帝塚山学院大学元教授。2002年、日本絵葉書会を設立。大正文化や紙物文化の保存と研究のため、大正イマジュリィ学会の創立に携わる。
著書に『アンティーク絵はがきの誘惑』『大正・昭和の乙女デザイン』『カワイイ!少女お手紙道具のデザイン』など。
岩﨑 裕保(いわさき・ひろやす)
1948年、名古屋生まれ。帝塚山学院大学元教授。同志社大学法学部政治学科卒業、同アメリカ研究科修了。ニュージーランド学会理事、とよなか国際交流協会理事、開発教育協会代表理事などを務めた。
著書、訳書に『新しい開発教育のすすめ方』『地域から描くこれからの開発教育』『非核と先住民族の独立をめざして』『グローバル・ティ―チャーの理論と実践』など。
ネコ好き。
☆会 場… 難波店3階カウンター前特設会場。入場無料。
☆受 付… 同店3階カウンター、お電話でも予約承ります。TEL.06-4396-4771