「気づきの瞑想」、スティーブ・ジョブズ、マインドフルネス――。いつの時代にも人々の要請に応え、また、新しい表現で時代の先導役を担うもの、それが禅です。
佼成出版社の近年の仏教書の中で「もっとも話題を集めた本」(営業部)が『現代坐禅講義』です。本書は、ともすれば「心身の鍛練法」と捉えられがちな坐禅について、「坐禅してもなんにもならん!」(澤木興道老師)との立場から、現代人に届く言葉で丁寧に解説しています。
本イベントでは、著者の藤田一照さんを講師にお招きし、「坐禅してもなんにもならん!」の真意を読み解きながら、坐禅の”入口”(正門)について教えていただきます。
「坐禅が実際にどういうものになるかということは、坐る以前の段階で自分が坐禅をどういうものとして理解しているか、頭のなかにどういう坐禅のイメージを描いているか、に大きく影響されます。…(中略)… 実際に坐禅する以前の問題として、その人が坐禅をどこまで正しく理解しているか、仏法にかなった正しい坐禅観を持っているかどうかということが極めて重要です。」(『現代坐禅講義』第一講より抜粋)
日時:2016年9月30日(金) 18:30~20:00 (開場 18:00)
場所:新宿本店 8階イベントスペース
定員:30名
参加料:無料
参加方法:9月15日より、新宿本店3階レジカウンターにて先着順で受付いたします。
店頭もしくはお電話でお申込みください。
3階人文・社会科学書売場
直通電話:03-3354-5703
★会場で、藤田一照さんの書籍を販売いたします。
イベント終了後、ご希望の方に藤田さんのサイン会を行います(会場でご購入の書籍のみ対象)
藤田一照
1954年、愛媛県生まれ。僧侶。曹洞宗国際センター(サンフランシスコ)所長。
東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程を中途退学し、曹洞宗安泰寺(兵庫県)で得度し僧侶となる。1987年からアメリカ・マサチューセッツ州西部にあるパイオニア・ヴァレー禅堂の住持を務めるかたわら、近隣の大学や仏教瞑想センターで禅の講義や坐禅指導を行う。2005年に帰国し、神奈川県葉山町にて坐禅会などを主宰する。2010年より曹洞宗国際センター所長として日本と海外を往還している。
単書に『現代坐禅講義――只管打坐への道』(佼成出版社)、共著に『アップデートする仏教』(幻冬舎新書)、『あたらしいわたし』『安泰寺禅僧対談』(共に佼成出版社)、『仏教は世界を救うか』(地湧社)、『脳科学は宗教を解明できるか?』『〈仏教3.0〉を哲学する』(共に春秋社)、『禅の教室――坐禅でつかむ仏教の真髄』(中公新書)などがあり、訳書にティク・ナット・ハン『禅への鍵』『法華経の省察』(共に春秋社)、鈴木俊隆『禅マインド ビギナーズマインド2』(サンガ新書)などがある。