2014年10月14日(火)

大澤真幸さん『<問い>の読書術』刊行記念「<問い>から世界を拡げる。社会を読み解くための頭を鍛える読書術」

「本を読む」とはどういうことなのでしょうか。

著者の大澤先生は、メモをとる、線を引く、気になる箇所を読み込む……等々読書の技法を挙げつつも、究極的には、書評を書くことがもっとも「思考を深める」という本来の目的にかなうと確信されています。

書評を書くことは、もっとも明瞭な形で自分の仮説をひとに伝えることができます。その仮説が正しかったのかどうか検証することもできます。

学生時代に衝撃を受けた本を、30年以上を経た今なお、原稿用紙30枚以上ものボリュームで書評することができるという愉悦。

ぜひ大澤先生と一緒に、「本を読む」ことや「思考を深める」ことについて、皆さんと考えてみたいと思います。

【プロフィール】

大澤 真幸(おおさわ・まさち)

1958年長野県松本市生まれ。社会学者。専門は理論社会学。
東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。
社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。
著書に『虚構の時代の果て』『ナショナリズムの由来』『不可能性の時代』『「正義」を考える』『<世界史>の哲学』、共著に『ふしぎなキリスト教』『おどろきの中国』など多数。
『大澤真幸THINKING「O」』主宰。

 

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