32歳の熱心な仏教女子の小出遥子さんが、仏教の神髄ともいえる「さとり」について、6名の賢僧に学んだ直球の対話集を上梓しました。
もともとはインターネット上の寺院・彼岸寺で連載していた「ひらけ! さとり!」がベースとなっています。
直撃した6名の僧侶の中から、曹洞宗国際センター所長で小出さんにとって師匠的存在の藤田一照さんと、浄土真宗本願寺派如来寺住職・相愛大学教授で内田樹さんとの共著も多い釈徹宗さんの二人が加わり、三人が「さとり」をテーマに語り合います。
本の中では、「さとりとは決して遠い世界の話なんかじゃない。いま、ここ、自分、の話だったんだ」と語っている小出さん。
新年になったばかりの1日、人生をまっすぐに、ゆったりと歩んでいくことの大切さを考えてみるのはいかがですか。
どうぞお楽しみに!
小出遥子
1984年、新潟県生まれ。在俗の仏教ファン。編集プロダクション、美術系専門図書館勤務を経て、現在はフリーランスの編集者・文筆家として、仏教系テキストを中心とした編集・執筆活動を行っている。いのちからはじまる対話の場「Temple」主宰。http://temple-web.net/(サイト内Blogコーナーを毎日更新中)
藤田一照
1954年、愛媛県生まれ。曹洞宗国際センター所長。東京大学大学院で発達心理学を専攻。院生時代に坐禅に出会い深く傾倒。28歳で博士課程を中退し禅道場に入山、29歳で得度。33歳で渡米。以来17年半、マサチューセッツ州ヴァレー禅堂で坐禅を指導する。2005年に帰国し、現在、神奈川県葉山の「茅山荘」を中心に坐禅の参究、指導にあたっている。
主な著書に『現代坐禅講義 – 只管打坐への道』(佼成出版社)、共著に『アップデートする仏教』(幻冬舎)など。http://fujitaissho.info/
釈徹宗
1961年、大阪府生まれ。浄土真宗本願寺派如来寺住職。相愛大学教授。龍谷大学大学院博士課程、大阪府立大学大学院博士課程修了。学術博士。専門は宗教思想。NPO法人リライフ代表、認知症高齢者のためのグループホーム「むつみ庵」を運営。『死では終わらない物語について書こうと思う』(文藝春秋)、『随縁つらつら対談』(本願寺出版社)、『お世話され上手』(ミシマ社)、『70歳! 人と社会の老いの作法』(五木寛之との共著、文春新書)など著書多数。
時 間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場 所 _ 本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order