戦後から現在までのニッポンのサブカルチャーの変遷を辿った歴史番組、NHK Eテレ「ニッポン戦後サブカルチャー史」(O.A. 8月1日~10月3日/全10回)。各回大きな反響を集めた同番組が、ついに書籍化されました。SPBSでは、このたび、本の刊行を記念して、番組のナビゲーターをつとめた宮沢章夫さんによる“特別補講”を開催します。
今回の特別補講のテーマは、「90年代のサブカル」。地下鉄サリン事件、阪神・淡路大震災など、世紀末を思わせる大きな社会的事件が起きた90年代、サブカルの世界では数々の作品やキャラクターが生まれました。テレビ番組ではオザケン、岡崎京子、エヴァンゲリオン、ポケモンなどが取り上げられたわけですが、今回のトークでは宮沢さんが番組で語り切れなかった90年代のサブカルの本質を、いくつもの視点から紐解いていきます。
90年代のサブカルチャーを生んだ原動力は一体何だったのか。その本質とは何なのか。90年代サブカルチャーの“真実”に迫る1時間半の白熱講義です。ご期待ください。
■日 時 2014年10月24日(金)20:00-21:30(開場19:30)
■会 場 SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS
■定 員 50名
■料 金 お一人様1,500円(ドリンク付き)
■参加資格 SPBS会員様(WEBでのお申し込みの方は、お一人様あたりのお申し込み上限二人まで)
■お申し込み
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またはお電話(03-5465-0588)からお申し込み下さい。
■ゲスト
宮沢章夫さん
劇作家・演出家・作家。1956年12月9日生まれ。80年代半ばに竹中直人、いとうせいこうらとともに、「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」を開始。その作・演出をすべて手がける。90年、作品ごとに俳優を集めて上演するスタイルの劇団「遊園地再生事業団」の活動を開始し、『ヒネミ』(92年)で、第37回岸田國士戯曲賞受賞。2005~2013年まで、早稲田大学文学学術院文化構想学部教授も務める。主な著書に『サーチエンジン・システムクラッシュ』(文藝春秋)、『ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集』(新潮社)、『時間のかかる読書─横光利一『機械』を巡る素晴らしきぐずぐず』(河出書房新社、2010年伊藤整賞受賞)、『東京大学「80年代地下文化論」講義』(白夜ライブラリー)などがある。