地図・地名・鉄道関係の単行本の執筆を精力的に手がける今尾恵介さんの新刊『地図と鉄道省文書で読む私鉄の歩み 関東(1)東急・小田急』(白水社)の刊行を記念して、小田急線と京王線が交差する下北沢に店を構えるB&Bにてその歴史を語っていただくトークイベントを開催いたします。
最近「鉄道」特集を組んだばかりの『ケトル』編集長、B&Bオーナーの嶋浩一郎を聞き手に迎え、掲載地図をスライドで流しながら、世界に冠たる「鉄道王国」日本の歩みを、鉄道会社の職員やその許認可を担当する事務官、そして沿線住民の日常から浮かび上がらせていきます。
私たちの知らない小田急、東急に出会える2時間になること間違いなしです。
ぜひご参加ください。
【プロフィール】
・今尾恵介(いまお・けいすけ)
1959年横浜市生まれ。中学生の頃から国土地理院発行の地形図や時刻表を眺めるのが趣味だった。音楽出版社勤務を経て、1991年にフリーランサーとして独立。旅行ガイドブック等へのイラストマップ作成、地図・旅行関係の雑誌への連載をスタート。以後、地図・地名・鉄道関係の単行本の執筆を精力的に手がける。膨大な地図資料をもとに、地域の来し方や行く末を読み解き、環境、政治、地方都市のあり方までを考える。現在、(一財)日本地図センター客員研究員、(一財)地図情報センター評議員、日本地図学会「地図と地名」専門部会主査。
著書は『日本鉄道旅行地図帳』、『日本鉄道旅行歴史地図帳』(いずれも監修)、『地図で読む戦争の時代』『地図で読む昭和の日本』『地図で読む世界と日本(白水Uブックス)』、『日本地図のたのしみ』、『日本の地名遺産』、『地図の遊び方』、『路面電車』、『地形図でたどる鉄道史(東日本編・西日本編)』など多数。