Couenの絵を見たのは、坂口恭平のツイートがきっかけでした。
父親の死を描いたその絵は、見ているこちらが息苦しくなるほど切迫したものでしたが、同時に客観性と諦念も感じさせる嫌なものではありませんでした。もっと他の絵もみたいと思いました。
そこから始まったのが、この小さな展示会です。
時に痛々しく、時にピュアな一面も見せる絵は、見る者の気持ちに何かざわついた感触を残していきます。
そうしたこれまでの作品を展示するとともに、入院した父親の最期をひたすら描いた連作「an epoch」の展示も行います。
会場では、限定のオリジナルZINE『tiny little things and an epoch』の販売も行います。
Couen (コウエン)
1977年日本生まれ。Couenは実名から五文字拾って作った名です。長いこと描いていますが諸々自覚したのが2010年なのでやっと今七歳位の気持ちです。押入れとネットの中にしまわれた絵の一部がこの度少しだけ外へ出る機会を頂きました。一番喜んでいるのは絵たちだと思います。
書く経歴がない代わりに「プロフィール」という題目で描いてみてウェブサイトに載せています。http://www.flickriver.com/photos/cozueee/sets/72157678751169001/
開催日:2017年3月24日(金)ー 2017年4月3日(月)
時間:12:00 – 21:00 水曜休み *イベント開催日(3月24日)は18:00にて終了
会場:Title 2階ギャラリー