2017年4月8日(土)

阿部賢一 × 平田俊子 「地下室の枕は低反発か?」 『約束』(河出書房新社) 『低反発枕草子』(幻戯書房)W刊行記念

logo_bb100チェコ・ノワールのイジー・クラトフヴィル『約束』(阿部賢一訳、河出書房新社、2017年)、そして、軽やかなユーモアで世の荒波をくぐり抜ける詩人平田俊子によるエッセイ集『低反発枕草子』(幻戯書房、2017年)が刊行されました。
まったく異なるジャンルの二冊の本ですが、遠く隔たったものを近づけてみると何か見えるはず、という想いから、訳者の阿部賢一と詩人の平田俊子が、本のこと、日常のこと、地下室のこと、枕のことをしゃべります。

阿部賢一(あべ・けんいち)
1972年、東京・新宿のお菓子屋に生まれる。東京大学准教授、翻訳家。チェコの文学の翻訳をする一方で、プラハのシュルレアリスムの研究などに勤しんでいる。著書に『イジー・コラーシュの詩学』『複数形のプラハ』、共編著に『バッカナリア 酒と文学の饗宴』、訳書にボフミル・フラバル『わたしは英国王に給仕した』『剃髪式』、ミハル・アイヴァス『もうひとつの街』『黄金時代』、パヴェル・ブリッチ『夜な夜な天使は舞い降りる』、パトリク・オウジェドニーク『エウロペアナ 20世紀史概説』(共訳、第一回日本翻訳大賞受賞)などがある。

平田俊子(ひらた・としこ)
1955年、島根県生まれ。詩人。83年「鼻茸について」その他の詩篇で現代詩新人賞受賞。84年の第一詩集『ラッキョウの恩返し』で注目される。詩集『ターミナル』で晩翠賞。戯曲「甘い傷」で文化庁舞台芸術創作奨励特別賞。詩集『詩七日』で萩原朔太郎賞。小説『二人乗り』で野間文芸新人賞。詩集『戯れ言の自由』で紫式部文学賞。ほか詩集に『(お)もろい夫婦』『宝物』、小説に『ピアノ・サンド』『私の赤くて柔らかな部分』『スロープ』、戯曲集に『開運ラジオ』、エッセイ集に『きのうの雫』『スバらしきバス』などがある。

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時 間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場 所 _ 本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order

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