中学3年で芭蕉に目覚め、大学時代に「奥の細道」全ルートを踏破、「日々旅にして旅を栖(すみか)とす」を実践し、生涯をかけて芭蕉に近づこうとしている嵐山光三郎さん。泉鏡花文学賞&読売文学賞W受賞の前作『悪党芭蕉』から11年を経て刊行した最新刊『芭蕉という修羅』は、欲望を追求する「俳聖」の姿を明らかにした決定版芭蕉論です。
ストイックに俳句を追求したと思われている松尾芭蕉の実像は、西行への憧れや井原西鶴への激しい嫉妬心を抱え、後世に残るゆるぎない名声を求めてバクチを打つ、ある種の「山師」でした。また神田上水の大規模改修工事の現場監督をしていたのは有名ですが、そもそも彼が水道工事のプロだったことはあまり知られていません。
トークショーでは、芭蕉の虚像と実像をテーマに詳しくお話しいただきます。
さらに終了後はサイン会も実施。大勢のご来場をお待ちしております。
※当店でお買い求めになった対象書籍以外のものにはサインできません。
日時:2017年5月18日 (木) 19時00分~(開場:18時30分)
会場:本店 8F ギャラリー
募集人員:100名(申し込み先着順)※定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込方法
当店で対象書籍をお買い上げのお客さまに1階カウンターにて参加整理券をお渡しいたします。
(参加整理券1枚につき、お1人のご入場とさせていただきます。)
また、お電話によるご予約も承ります。(電話番号:03-3281-8201)
▼対象書籍「芭蕉という修羅」 (本体価格1600円、4/27発売)
主催:八重洲ブックセンター
協賛:新潮社
嵐山光三郎(あらしやま こうざぶろう)
1942年、静岡県生れ。雑誌編集者を経て、作家活動に入る。
1988年、『素人庖丁記』により、講談社エッセイ賞を受賞。2000年、『芭蕉の誘惑』(後に『芭蕉紀行』と改題)により、JTB紀行文学大賞を受賞。『悪党芭蕉』が2006年に泉鏡花文学賞を、2007年に読売文学賞を受賞した。『文人悪食』『文人暴食』『文人悪妻』『日本一周ローカル線温泉旅』『死ぬための教養』『西行と清盛』『追悼の達人』『漂流怪人・きだみのる』など著書多数。旅と温泉を愛し、頻繁に国内外を旅行している。