2017年6月27日(火)

この時代に「訊く、書く、纏める」ということ。 木村俊介 × 山田ズーニー トークイベント 『インタビュー』(ミシマ社)刊行記念

logo_abc10020年以上にわたりインタビュアーとして活動しつづけ、延べ千人以上の話を訊き、纏めてきた木村俊介さん。

ほぼ日で17年以上にわたり「おとなの小論文教室。」を毎週連載するなど、文章表現・コミュニケーションについての教育と執筆活動をつづける山田ズーニーさん。

実はこの「おとなの小論文教室。」の連載立ち上げから約7年間、ほぼ日スタッフとして連載担当をしていたのも木村さんです。

ともに「訊く」「書く」「纏める」のプロとして道を究めてきたおふたりには、いったいどのような景色が見えているのでしょうか。

人の声や自分の声に耳を傾けるということ、思いを言葉にし、纏めるということ、よく見せるための「作りごと」をどう扱うか……etc.

うかがいたい話は盛りだくさん。

おふたりに、存分に語り合っていただきます。

木村俊介 きむら・しゅんすけ
インタビュアー。1977年、東京都生まれ。著書に『善き書店員』(ミシマ社)、『料理狂』(幻冬舎文庫)、『仕事の話』(文藝春秋)、『漫画編集者』(フィルムアート社)、『変人 埴谷雄高の肖像』(文春文庫)、『物語論』(講談社現代新書)、『「調べる」論』(NHK出版新書)、『仕事の小さな幸福』(日本経済新聞出版社)、聞き書きに『調理場という戦場』(斉須政雄/幻冬舎文庫)、『芸術起業論』(村上隆/幻冬舎)、単行本構成に『西尾維新対談集 本題』(講談社)、『海馬』(池谷裕二・糸井重里/新潮文庫)、『ピーコ伝』(ピーコ/文春文庫PLUS)、『イチロー262のメッセージ』シリーズ(ぴあ)などがある。

山田ズーニー やまだ・ずーにー
文章表現インストラクター。想いを言葉に表して人に通じさせる力=「文章表現力」の教育師。全国で表現力育成のワークショップを開き、「書けない人も数時間で見違えるような文章を書く」、「想いが表現できた!」と感動を呼んでいる。出発点はBenesse小論文編集長、高校生の「書く力」の育成に16年携わり、書く前段階の「考える」作業を着実にやれば、だれでも実感ある・伝わる文章が書けることを発見する。2000年フリーランスになり、全国多数の大学・企業で表現教育を展開中。『理解という名の愛がほしい』河出書房新社をはじめ、書くことを通じて自らも表現をしている。表現教育者と表現者の両輪で、人を生かし、自らも生かしていくのがライフワーク。著書『伝わる・揺さぶる!文章を書く』PHP新書は現在48刷のロングセラーとして版を重ね続け、読む人をこう励まし続ける、「あなたには書く力がある。」

概要
日程:2017年6月27日 (火)
時間:19:15~20:45 開場 18:45
料金:1,350円(税込)
定員:110名様
会場:本店 大教室

お問合せ先
青山ブックセンター 本店
電話:03-5485-5511
受付時間:10:00~22:00

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書籍情報
『インタビュー』
木村俊介/著
2,200円+税
えんえんと、えんえんと、えんえんと、
訊(き)く。纏(まと)める。

下準備、節度などの基本から依頼の仕方、聞き方などの技術までを網羅。
その上で、「インタビューにはなにができるか」という可能性を探る。

インタビューとはなにか。
インタビューになにができるか。
インタビューをし続けていると、人は「誰」になるのか?

インタビューとはなにか。この問いを出発点に、著者は途方もない旅に出る。

「道具」としての便利さ、使い方を懇切丁寧に伝えたあと、新たな問いを自らに課す。

−−その道具を使い続けると、世界や社会がどのように見えてくるのか。「帰ってこられない」危険を感じつつ、「捏造や支配」が横行する現代において、インタビューだけが果たせる役割を見出していく。

「植物的」とも言えるスタイルで綴られた異作ノンフィクション、ここに誕生。

20年にわたり1000人以上の人にインタビューしつづけてきた著者による、はじめてのインタビュー論。

ミシマ社
http://mishimasha.com/books/interview.html

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