今年7月に『失われたドーナツの穴を求めて』(さいはて社)が発売されました。
同書は、歴史学、経済学、数学、言語学、哲学などを専門とする若き研究者たちが本気でドーナツとドーナツの穴の謎を解明しようと試みた奇想天外な探求書です。
この刊行を記念して、トークイベントをB&Bで開催します。名古屋での4回連続講座を皮切りに、京都、大阪でイベントを開催し、いよいよ今回が千秋楽となります。同書の編集を牽引してきたドーナツの穴制作委員会から、ディレクターの芝垣亮介(言語学)とプロデューサーの奥田太郎(哲学)が登場し、ドーナトロジー(ドーナツ学)の未来について語ります。
いつ誰がドーナツに穴をあけたのか。ドーナツが回転しているとき、ドーナツの穴は回転しているのか。穴は数えられるのに何もないと言えるのか。フラフープの真ん中を「穴」と言わないのに、ドーナツの真ん中を「穴」と言うのはなぜか。etc…
尽きないドーナツとその穴をめぐる謎について、みなさんと一緒に考える(=ドーナツの穴を知性で埋める)夜にしたいと思います。たくさんのご参加をお待ちしております。
【出演者プロフィール】
芝垣亮介(しばがき・りょうすけ)
1980年兵庫県生まれ。言語学者。ドーナツの穴制作委員会ディレクター。ロンドン大学で学び、現在、南山大学外国語学部准教授。博士(言語学)。著書に『Analysing Secondary Predication in East AsianLanguages』(CambrdigeScholars Publishing)など。
奥田太郎(おくだ・たろう)
1973年東京都生まれ、奈良県育ち。哲学者。ドーナツの穴制作委員会プロデューサー。京都大学で学び、現在、南山大学人文学部教授。博士(文学)。著書に『倫理学という構え』(ナカニシヤ出版)など。
時 間 _ 20:00~22:00 (19:30開場)
場 所 _ 本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order