2017年8月29日(火)

世界は文学でできている―― 文学はお金より大事なんだぜ。「対話で学ぶ<世界文学>連続講義」(沼野充義・編著 光文社)全5巻完結記念トークイベント

logo_title100いま世界文学を学ぶことは、世界を理解するための必須の教養だと言えるでしょう。しかしながら、その多様性に幻惑されて立ち止まってしまう人が多いのが現実です。そこでお勧めなのがこのシリーズ。

ロシア・ポーランド文学がご専門の東京大学教授・沼野充義さんがホストを務め、第一線で活躍する作家・詩人・外国文学者・翻訳家を迎えて繰り広げられた、世界文学に関するスリリングで楽しい対話の数々が全5巻に収録されています。特筆すべきは、外国人の日本文学研究者たちの深い教養に裏づけられた、日本文学に対する新しい理解です。

2009年から始まった対談は、実に26回に及びました。登場したゲストは平野啓一郎、谷川俊太郎、綿矢りさ、リービ英雄、ロバート キャンベル、アーサー・ビナード、亀山郁夫、野崎歓、岸本佐知子、青山南、小野正嗣など多士済々。

現代文学の最先端で仕事をしている才能あふれる人間たちが語る、文学と人生そして世界。新しい文学の読み方とは。文学に正典はあるのか。読むべき新しい作家とは誰か。古典はどう読まれるべきか。日本文学は世界文学か。などなど話題は多岐にわたります。

今回は編著者の沼野充義さんご自身がゲストになり、企画を担当した古典新訳文庫・創刊編集長の駒井稔さんが聞き手として登場します。世界文学に興味のある方は是非ご参加ください。

沼野充義(ぬまの・みつよし)
1954年生まれ。文芸評論家。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授(現代文芸論・スラヴ語スラヴ文学研究室)。専門はロシア・ポーランド文学。著書に『屋根の上のバイリンガル』、『W文学の世紀へ』、『亡命文学論』(サントリー学芸賞)、『ユートピア文学論』(読売文学賞)、『チェーホフ 七分の絶望と三分の希望』、『世界文学から/世界文学へ 文芸時評の塊1993―2001』ほか。編著に「対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義」シリーズとして『世界は文学でできている』『やっぱり世界は文学でできている』『それでも世界は文学でできている』『8歳から80歳までの世界文学入門』『つまり、読書は冒険だ。』。訳書にシンボルスカ『終わりと始まり』、ブロツキイ『私人』、レム『ソラリス』、ナボコフ『賜物』、チェーホフ『新訳 チェーホフ短篇集』『かもめ』など。海外文学の紹介に加え、日本文学の海外への紹介にも積極的に取り組んでいる。

開催日:2017年8月29日(火)
時間:19時30分スタート/21時頃終了予定  *イベント当日、お店は18時にてクローズ致します
会場:Title 1階特設スペース
参加費:1ドリンク500円
定員:25名

お申し込み
手順1:メールの件名にイベント名、メール本文にお名前(氏名)/電話番号/枚数(1人2枚まで)を明記して、以下のアドレスに送信ください。

title@title-books.com

手順2:「予約完了」の返信をいたします。(メールの受信設定にご注意ください)。

手順3:参加費は当日会場受付でのお支払いとなります。

お申し込み・ご予約は定員に達し次第締め切らせていただきます。

イベント情報の詳細はこちら