2017年9月25日(月)

中島岳志先生 トーク&サイン会 なぜ親鸞の思想は『ファシズム』と接続したのか? 『親鸞と日本主義』(新潮選書)刊行記念

logo_yaesu2『歎異抄』の再評価や倉田百三『出家とその弟子』のベストセラーなどによって、大正から昭和初期にかけて起きた親鸞ブーム。 
その「絶対他力」や「自然法爾」の思想は、やがて天皇中心の〝国体〟を正当化する論理として、戦前の右翼や国粋主義者の拠り所となる。ある者は煩悶の末に、ある者は政治的転向の瞬間に、またある者は、戦争の大義を説くために唱えた「南無阿弥陀仏」――。
「親鸞思想と国体」という近代日本の盲点を衝いた『親鸞と日本主義』の刊行を記念して、信仰と愛国の危険な蜜月という、現代にもつながるテーマについてたっぷり語っていただきます。

日時:2017年9月25日 (月) 14時00分~(開場:13時30分)
会場:本店 8F ギャラリー
募集人員:80名(申し込み先着順) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。

申込方法
当店で対象書籍をお買い上げのお客さまに1階カウンターにて参加整理券をお渡しいたします。
また、お電話によるご予約も承ります。(電話番号:03-3281-8201)
※参加整理券1枚につき、お1人のご入場とさせていただきます。

▼対象書籍:『親鸞と日本主義』 (本体価格1400円+税)
※当店でお買い求めいただいた対象書籍以外にはサインできません。

主催:八重洲ブックセンター
協賛:新潮社

中島岳志(なかじま たけし)
1975年大阪生まれ。大阪外国語大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。
北海道大学大学院准教授を経て、現在は東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専攻は南アジア地域研究、近代日本政治思想。2005年、『中村屋のボース インド独立運動と近代日本のアジア主義』で大佛次郎論壇賞を受賞。著書に『インドの時代』『秋葉原事件』『パール判事』『「リベラル保守」宣言』『血盟団事件』『ナショナリズムと宗教』『アジア主義』など。

イベント情報の詳細はこちら