旅先で物乞いに「マネー」と手を差し出されて見て見ぬふりをした経験はありませんか?
エチオピアで20年近くフィールドワークをつづける文化人類学者の松村圭一郎さんによると多くの日本人は物乞いをする人に「なにもあげない」ことを選び、私たちより圧倒的に貧しいはずのエチオピアの人びとのほうがお金を渡すことが多いのだそうです。
そんな身近な体験や、エチオピアの人びとの暮らしを丁寧に紐解きながら「交換ー贈与」のモードの違い、境界によって断絶した世界と「個人ー社会ー世界」のつながりを解説した『うしろめたさの人類学』(ミシマ社)が刊行されました。
つながりを失った世界は、どのようにすれば、「再構築」されるのか?
そもそも、いま、問題とされていることは、本当に「問題」なのか?
著者の松村圭一郎さんに、ミシマ社の雑誌『ちゃぶ台』で、「ちょっと先の未来」を追いつづける本誌・編集長の三島邦弘さんに聞き手をしていただき、お話をうかがいます。
三島さんは、『うしろめたさの人類学』を11年かけて編集もしており、「うしろめたさ」には、「これからの人間」を、豊かで、いい方向に引っ張っていく力があるのでは、と注目しています。
松村さんが撮りためたエチオピアの写真などもご覧いただきながら、私たちの足元に眠る、「未来の種」に触れる夜にしたいと思います。
*オーサービジットの開催決定しました*
・イベントにご参加のお客様は、『うしろめたさの人類学』の著者松村圭一郎さんと、ミシマ社代表三島邦宏さんと一緒にお話をしながら売場を巡るオーサービジットに参加することができます。
18:00~(どちらも先着10名様・いずれの参加券でのご予約でも参加無料、要予約です)
・当日は著者の皆さまと選書した『うしろめたさの人類学』関連ブックフェアも開催予定です。
・ご予約頂いたお客様は予約時間に代官山 蔦屋書店 1号館1階の人文レジカウンターにお集まり下さい。スタッフが確認し、ご案内いたします。
【参加条件】
以下のいずれかをご予約、ご購入の先着70名様に参加いただけます。
1.『うしろめたさの人類学』(ミシマ社刊 1,836円/税込)付き参加券 2,500円(税込)
2.『ちゃぶ台Vol.3』(ミシマ社刊 1,620円/税込)付き参加券 2,300円(税込)
3.トークイベント参加券 1,500円(税込)
【お申込み方法】
以下の方法でお申込みいただけます。
・店頭 (1号館1階 人文フロア)
・お電話 03-3770-2525(人文フロア)
・オンラインストア
【対象商品】
1.『うしろめたさの人類学』(ミシマ社刊 1,836円/税込)付き参加券 2,500円(税込)
2.『ちゃぶ台Vol.3』(ミシマ社刊 1,620円/税込)付き参加券 2,300円(税込)
3.トークイベント参加券 1,500円(税込)
【プロフィール】
松村 圭一郎 (まつむら・けいいちろう)
1975年、熊本生まれ。京都大学総合人間学部卒。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。岡山大学大学院社会文化科学研究科/岡山大学文学部准教授。専門は文化人類学。エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、富の所有や分配、貧困と開発援助、海外出稼ぎなどについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(世界思想社)、『文化人類学 ブックガイドシリーズ基本の30冊』(人文書院)がある。
会期 / 2017年12月01日(金)
定員 / 70名
時間 / 19:00~21:00
場所 / 蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース
主催 / 代官山 蔦屋書店
共催・協力 / ミシマ社
問い合わせ先 / 03-3770-2525
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オンラインストアでの受付は2017/11/29(水)午前9時の受注分までとさせていただきます。