【丸善 名古屋本店】
2017年12月1日(金)19時より 1F特設会場にて
参加費:500円
要・予約(店頭or電話にて事前の予約を受け付けております)
tel.052-238-0320
『眠れる海』の背景には、短歌朗読を入り口として様々なジャンルとの交流があった。
多くの現場で多くの「きみ」とすれちがい、ときにひどく惑ったりうなだれながらも「きみ」の前で歌いつづけることはもう一度「わたくし」を取り戻す療法でもあったように思う。
場所が変われば仕草が変わる。
仕草が変われば言葉が変わる。
身体や言葉が変わる中で変わっていく「きみ」と「わたくし」はもっとはるかなのかもしれない。
ゲストには同じ短歌結社「未来」で選者を務められ、現在NHK短歌に選者としてご出演の黒瀬珂瀾さんに歌集を読み解いていただきます。
最新歌集『蓮喰い人の日記』では最もスリリングで優れた歌集に贈られる前川佐美雄賞を受賞。各地のシンポジウムや批評会でも多数活躍ですが、名古屋でのご発言は貴重な機会です。
ぜひお越しください。
野口あや子(のぐち・あやこ)
1987年岐阜生まれ、名古屋在住。
高校在学中に第49回短歌研究新人賞を受賞。
第一歌集『くびすじの欠片』で、第54回現代歌人協会賞を最年少受賞。
ほか歌集に『夏にふれる』『かなしき玩具譚』。
近年は共同制作や朗読活動も行っており、詩人・三角みづ紀との共著に『気管支たちとはじめての手紙』(マイナビ・電子書籍)、写真×衣装×短歌のコラボレーション歌集として『眠れる海』を刊行。
黒瀬珂瀾(くろせ・からん)
1977年、大阪府生まれ。春日井建に師事。
「白い鳥」同人、中部短歌会同人を経て、現在、未来短歌会選者。
他に[sai]、「鱧と水仙」に参加。
歌集に『黒耀宮』(第11回ながらみ書房出版賞)、『空庭』、『蓮喰ひ人の日記』(第14回前川佐美雄賞)。
他の著書に『街角の歌』など。
現代歌人協会会員。
現在は富山県の浄土真宗本願寺派願念寺住職。
2017年度NHK短歌選者。