2015年1月18日(日)

『コミュニティ難民のススメ』トークイベント 著者・アサダワタルさん✕ 佐々木敦さん

『コミュニティ難民のススメ』(木楽舎)刊行記念
アサダワタル ✕ 佐々木敦 トークイベント
『あなた、なにモノですか? ―名付けようのない生き方”コミュニティ難民”を実践すること―』
ミュージシャン、作家、NPO の理事、まちづくりや障害者福祉に携わり、美術館の懇談会委員であり、ラジオの司会者であり、大学の非常勤講師であり、現役大学院生でもあるアサダワタルさん。「……でも結局、アサダさんって何屋さんなの?」そんなふうに、わたしたちは他者に対して職業や肩書き、属するコミュニティからその人を知ろうとします。けれど、既存の職業名では適切なものがひとつも見当たらないとしたら?そうした謎めいた有りようを解き明かすヒントとして、アサダさんは”コミュニティ難民”という概念を提唱します。今回出版された『コミュニティ難民のススメ』は、そんな「表現(≒プライベート)」と「仕事(≒パブリック)」の間を彷徨いながらも、枠組みを飛び越え生活を営む人々(と自分自身)の生き方を、現代の新たな道標として描き出した意欲作です。この書籍の出版記念イベントとして批評家・佐々木敦さんをお迎えし、多領域を漂泊するコミュニティ難民とはなにか、そして自己の中にある多様なアイデンティティを見つめながら生きるとはどういうことか、を語る90分です。
アサダワタル
1979 年大阪生まれ。文筆・音楽・プロデュース・講師業。著書に『住み開き 家から始めるコミュニティ』(筑摩書房)、『アール・ブリュット アート 日本』(平凡社、編著)『編集進化論 edit するのは誰か?』(フィルムアート社、共著)など。2013 年、ドラムを担当するSjQ++(HEADZ)がメディアアートの祭典「アルス・エレクトロニカ」にて準グランプリ受賞。関西の大学非常勤講師を経て、滋賀県立大学大学院博士後期課程在籍。KBS京都ラジオ「Glow」パーソナリティ、NPO法人ココルーム副代表理事。
佐々木 敦(ささき・あつし)
1964年名古屋市生まれ。批評家、早稲田大学文学学術院教授、音楽レーベルHEADZ主宰。20年以上にわたり、音楽、文学、映画、演劇などの批評活動を行なう。著書に『即興の解体/懐胎』(青土社、2011年)、『未知との遭遇』(筑摩書房、2011年)、『批評時空間』(新潮社、2012年)、『シチュエーションズ』(文藝春秋、2013年)、『「4分33秒」論』(Pヴァイン、2014年)、『ex-music〈L〉ポスト・ロックの系譜』、『ex-music〈R〉テクノロジーと音楽』(共にアルテス、2014年)など多数。最新刊に『ニッポンの音楽』(講談社現代新書、2014年)。
日時:2015年1月18日(日) 19:00~20:30 (18:30開場)
場所:紀伊國屋書店新宿本店 8階イベントスペース
定員:45名  ※定員に達し次第、受付を終了させていただきます。
参加費:入場料500円(当日、会場にてお支払いただきます)
ご予約:2014年12月30日(火)より3階カウンターにてご予約を承ります。
お電話でのご予約も同日より承ります。 3階直通 03-3354-5703

 

イベント情報の詳細はこちら