2017年11月17日(金)

赤阪友昭 × 管啓次郎 「縄文を滅ぼした創世主、ボルケーノ・シスターズ〜イザナミからペレまで」

logo_bb100イザナミは、日本神話に登場する国産みの神であり、八百万の神産みのカミサマとしてよく知られています。そして、最後に火の神を産んだことで黄泉の国に行くのですが、これらの物語が、もし実際に起こった火山噴火を語るものだとしたらどうでしょう。

また、ハワイに残る神話に登場するペレなど神々の物語も、実は大地の創世である火山噴火などをもたらしたプレート移動の記憶だといわれています。

こうした物語が残されているのが、日本神話やハワイの創世神話クムリポの可能性があります。
私たちが暮らすこの大地を作り上げた女神たち、ボルケーノシスターズの物語。火山の存在は、大地の時間軸の中で見れば、生命として女性に根源的に備わる性の創造性と生命を育む豊穣力に通じています。

今宵は、そんな女神たちのお話しをしてみたいと思います。ゲストは、ハワイをよく知る詩人の管啓次郎さんです。

本イベントは12月2日に明治大学で開催されるシンポジウム「火山のめぐみ」につながるお話となります。
以下、情報となります。(WEBページ現在作成中)
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シンポジウム「火山のめぐみ」
われわれが暮らす列島は火山の列島。
火山が生み育んだ土地に、人々は住んできました。
火山の島々は人に何を与えてくれるのか。
私たちはどんな生活を営み、神話を考えてきたのか。
日本、ポリネシア、フィリピン、アイスランドなどをむすびつつ、火山島で生きることの意味を考えてみたいと思います。

発表者
赤阪友昭(写真家)
井上昭洋(天理大学/文化人類学)
大川景子(映像作家)
大辻都 (京都造形芸術大学/フランス語圏文学)
津田直 (写真家)
松田法子(京都府立大学/領域史)
ドリアン助川(作家=映像出演)
司会
管啓次郎(明治大学/比較詩学)

日時=2017年12月2日(土)14時~18時30分
会場=明治大学中野キャンパス5階ホール
主催=明治大学理工学研究科建築・都市学専攻 総合芸術系(PAC=場所、芸術、意識プログラム)
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