美しい「花」がある、「花」の美しさという様なものはない。
色、音、光、香り、言葉、あるいは不可視な感情の痕跡――。
芸術に触れ、真につき動かされたときに遭遇する何かこそが、真の美であり、実在なのだと語った小林秀雄。
ベルクソン、ランボー、モーツァルト、ドストエフスキー、本居宣長らとの出会を通じ、小林が生涯にわたって考え続けたのが美をめぐる問題だった。
不世出の批評家が語りながら考え、書きながら生きた軌跡を、その現場に降り立つように蘇らせる試みにみちた、若松英輔さんの長編評論。その刊行を記念したトークショーを開催します。
【プロフィール】
若松英輔(わかまつ えいすけ)
批評家。1968(昭和43年)年新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。
「越知保夫とその時代 求道の文学」で第14回三田文学新人賞受賞。『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)で第2回西脇順三郎学術賞を受賞。著者に『井筒俊彦 叡知の哲学』、『魂にふれる 大震災と、生きている死者』『池田晶子 不滅の哲学』(トランスビュー)、『吉満義彦詩と天使の形而上学』(岩波書店)、『涙のしずくに洗われて咲きいづるもの』(河出書房新社)、『生きる哲学』(文春新書)、『霊性の哲学』(角川選書)、『悲しみの秘儀』(ナナロク社)、『イエス伝』(中央公論新社)、『詩集 見えない涙』(亜紀書房)など。
※当日、会場にて『小林秀雄美しい花』(文藝春秋)をはじめ、若松英輔さんの著作を販売します。
お買上げのお客様には、トークショー終了後、サインを入れていただけます。
※4階売り場では、刊行記念のブックフェアも1月に開催!
★こちらのイベントは、「ゴールド会員」の方は無料で聴講いただけます。
事前のお申込みとゴールドカードのご提示が必要です。
日時 / 2018年1月23日 (火) 19時00分~(開場:18時30分)
会場 / 本店 8F ギャラリー
参加費 / 500円(税込) イベント当日 会場入口にて整理券をご呈示の上、参加費をお支払いください。
募集人員 / 80名(申し込み先着順) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込方法 / 1階カウンターにて、参加ご希望の方に参加券をお渡しします。
(参加券1枚につき、お1人のご入場とさせていただきます。)
また、お電話によるお申込みも承ります。 (電話番号:03-3281-8201)
主催 / 主催:八重洲ブックセンター