2018年8月30日(木)

広中一成 x 辻田真佐憲トークイベント「昭和陸軍と牟田口廉也 その「組織」と「愚将」像を再検討する」司会:平林緑萌 『牟田口廉也 「愚将」はいかにして生み出されたのか』(星海社新書)刊行記念

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インパール作戦の責任者として悪名高い日本陸軍司令官、牟田口廉也。その牟田口初の実証的本格評伝として7月25日に刊行されたのが、星海社新書『牟田口廉也 「愚将」はいかにして生み出されたのか』です。著者は近現代史研究者の広中一成さん。

インパール作戦を失敗に導いた牟田口は、果たして本当に「愚将」なのか?
彼の無能や人格批判で作戦失敗を総括してよいのか?
責任の所在はどこに?

当日は最新著書『空気の検閲 大日本帝国の表現規制』(光文社新書)も話題の近現代史研究家・辻田真佐憲さんをゲストにお迎えし昭和陸軍の「組織」、そして牟田口廉也の「愚将」イメージ形成について再検討します。

第一部:昭和陸軍の組織体質について
第二部:牟田口廉也の「愚将」イメージ形成
質疑応答

司会:平林緑萌(星海社)

【プロフィール】
広中一成(ひろなか・いっせい)
一九七八年、愛知県生まれ。近現代史研究者。二〇一二年、愛知大学大学院中国研究科博士後期課程修了。博士(中国研究)。現在は愛知大学非常勤講師。近現代日中関係史、日中戦争史、中国傀儡政権史を専門とし、日中両国の資料を精緻に読み解く気鋭の研究者である。単著に『冀東政権と日中関係』(汲古書院、二〇一七年)、『通州事件 日中戦争泥沼化への道』(星海社新書、二〇一六年)、『語り継ぐ戦争―中国・シベリア・南方・本土「東三河8人の証言」』(えにし書房、二〇一四年)、『ニセチャイナ 満洲・蒙疆・冀東・臨時・維新・南京』(社会評論社、二〇一三年)、『日中和平工作の記録―今井武夫と汪兆銘・蔣介石』(彩流社、二〇一三年)など。

辻田真佐憲(つじた・まさき)
作家、近現代史研究者。慶應義塾大学文学部卒業。同大学院文学研究科中退。現在、政治と文化芸術の関係をテーマに執筆活動を行っている。単著に『文部省の研究』(文春新書)、『大本営発表』『ふしぎな君が代』『日本の軍歌』(以上、幻冬舎新書)、『たのしいプロパガンダ』(イースト新書Q)、『愛国とレコード』(えにし書房)など、監修に『満洲帝国ビジュアル大全』(洋泉社)、『あじあに乗りて』『兵隊さんの汽車』(ぐらもくらぶ)などがある。

日程 / 2018年8月30日 (木)
時間 / 19:00~20:30 開場 18:30~
料金 / 1,350円(税込)
定員 / 50名様
会場 / 本店内 小教室
お問合せ先 / 青山ブックセンター 本店
電話 / 03-5485-5511
受付時間 / 10:00~22:00

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