2018年9月21日(金)

赤木明登 × 菅野康晴トークイベント「黒田泰蔵の白磁と民藝」 『工芸青花』10号(新潮社)刊行記念

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『工芸青花』10号(新潮社)の刊行を記念して、輪島の塗師で工芸論の書き手でもある赤木明登さんと、同誌編集長の菅野康晴さんの対談をおこないます。
テーマは、10号の特集記事のひとつである陶芸家・黒田泰蔵さん(1946年生れ)の仕事について。
黒田さんは国内外で高く評価される大家ですが、なぜ白磁か、轆轤か、円筒か……取材でアトリエを訪ねた赤木さんは、黒田さんの器に「民藝」思想の現在形を看取します。それはどういうことなのでしょうか。
うつわ、工芸、表現に関心をよせる人々にむけて作られている『工芸青花』の考え方も紹介します。

【プロフィール】
赤木明登(あかぎ・あきと)
塗師。1962年岡山県生まれ。中央大学文学部哲学科卒業後、編集者を経て1988年に輪島へ。輪島塗の下地職人・岡本進のもとで修行後、1994年に独立。現代の暮らしに息づく生活漆器「ぬりもの」の世界を切り拓く。1997年にドイツ国立美術館「日本の現代塗り物12人」展、2000年に東京国立近代美術館「うつわをみる暮らしに息づく工芸」展、2010年に岡山県立美術館「岡山ー美の回廊」展、2012年にオーストリア国立応用美術博物館「ものー質実と簡素」展に出品。著書に『美しいもの』『美しいこと』『名前のない道』 (いずれも新潮社)、『二十一世紀民藝』(美術出版社)『漆 塗師物語』(文藝春秋)、共著に『毎日つかう漆のうつわ』(新潮社)、 『形の素』(美術出版社)、『うつわを巡る旅』(講談社)など。

菅野康晴(すがの・やすはる)
編集者。1968年栃木県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、1993年新潮社入社。『芸術新潮』および「とんぼの本」シリーズの編集部に在籍し、美術・工芸・骨董を主に多くの企画を手がける。担当した本に、川瀬敏郎『今様花伝書』『一日一菓』、坂田和實『ひとりよがりのものさし』、中村好文『住宅読本』『意中の建築』、金沢百枝・小澤実『イタリア古寺巡礼』、赤木明登・智子『うちの食器棚』、木村宗慎『利休入門』『一日一菓』三谷龍二+新潮社編『「生活工芸」の時代』など。現在『工芸青花』編集長。

日程 / 2018年9月21日 (金)
時間 / 19:00~20:30 開場 18:30~
料金 / 1,350円(税込)
定員 / 40名様
会場 / 本店内 小教室
お問合せ先 / 青山ブックセンター 本店
電話 / 03-5485-5511
受付時間 / 10:00~22:00

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