【ジュンク堂書店 池袋本店】
開催日時:2018年10月30日(火) 19:30~
安吾の本当の凄さは歴史小説にあるー
無頼派の作家として知られる坂口安吾は、純文学以外にも数多くの小説を世に送り出しました。中でもこれまでやや埋もれがちだった歴史小説は、安吾が理想とする人間像や英雄のすがたが描かれており、現代小説にはない魅力がぎっしり詰まっています。
その歴史小説を厳選した「坂口安吾歴史小説コレクション」は全3巻。今回は第2巻め『信長』の刊行を記念して、同シリーズの編集、解説を手掛けた評論家の七北数人氏と、坂口安吾の長男でカメラマン、現在は「安吾 風の館」の館長もつとめている坂口綱男氏にお越しいただき、安吾の歴史小説の魅力や安吾についてのエピソードなどを語っていただきます。
トーク終了後は、安吾作品の貴重な初版本が当たる抽選会も実施します。
【登壇者プロフィール】
七北数人(ななきた かずと)
1961年、名古屋市生まれ。大阪大学文学部卒。出版社勤務をへて、90年頃から文芸評論活動を始める。1997年から2000年まで『坂口安吾全集』(筑摩書房)の編集に携わり、2000年からは「安吾忌」の事務局をつとめる(現在は世話人)。
2006年に開設された「坂口安吾デジタルミュージアム」には年譜、作品データベース等の資料を提供。また坂口安吾に関連した講演や文学講座を全国各地で行っている。
文芸誌、週刊誌の連載も多数。坂口安吾以外にも、太宰治、織田作之助などの作品集では解説も手掛ける。
著書には『評伝坂口安吾 魂の事件簿』(集英社)がある。
坂口綱男(さかぐち つなお)
1953年、群馬県桐生市に坂口安吾の長男として生まれる。1978年よりフリーのカメラマンとして広告、雑誌の写真を撮る。同時に文筆、講演、デジタルグラフィック・ワーク等の仕事も行う。1994年に安吾夫人・三千代が亡くなってからは、息子のスタンスから作家「坂口安吾」についての講演などを行い、写真と文で綴った「安吾のいる風景」写真展を各地で開催。
2006年、坂口安吾の遺品を新潟市に寄贈し、「坂口安吾デジタルミュージアム」を立ち上げる。2009年、新潟市が開設した坂口安吾顕彰の場「安吾 風の館」の館長となる。
著書に『安吾のいる風景』(春陽堂書店)などがある。
【19:30開演】「坂口安吾歴史小説コレクション」(春陽堂書店)刊行記念 七北数人×坂口綱男トークイベント
★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)
■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5