10月発売の『デザインのひきだし35』から連載記事がスタートする「りょんりょん・ユウコのフォントつくるぞ! ヒグミン編」。
この連載は、画家・ヒグチユウコさんが絵の中に一緒に描き込んでいる独特で魅力的な文字(友だちから「ヒグミン(ヒグチ明朝)」と呼ばれている)を、アドビのタイプフェイスデザイナーである西塚涼子さんがフォント化するプロジェクトを、詳細にレポートします。
ヒグチさんが描く「原字」そのままをフォント化するのではなく、その特徴や雰囲気を出しているところがどんなところにあるのかを、西塚さんが抽出し、新たにフォントデザインしていきます。
ヒグチさんはどうしてこのような文字を描くようになったのか、西塚さんとヒグチさんの協業によるフォントづくりは、どうやってつくっているのか、お互いどのように感じているのか、そしてどんなフォントをつくっているのかなどなど、ヒグミンづくりについて、プライベートでも仲のいい西塚さん、ヒグチさん、そしてこの連載の執筆を担当する雪朱里さんとに語っていただきます。
フォントづくりに興味がある人、文字デザインに関心がある人、魅力的な文字を書きたい人、西塚さん・ヒグチさん・雪さんのお話を聞きたい人、必見のトークイベントです。
(ヒグチユウコさんは、会場のスクリーンに、手元を投影しての参加となります)
スペシャル・プレゼント!
トークイベント当日、『デザインのひきだし35』をご購入いただいた方に、連載「りょんりょん・ユウコのフォントつくるぞ! ヒグミン編」の記事に登場するキャラクター「テチチ」の缶バッチをプレゼント。このイベント限定の缶バッチです。
【プロフィール】
西塚涼子
アドビシステムズ 研究開発本部 日本語タイポグラフィ タイプフェイスデザイナー。1995年、武蔵野美術大学 造形学部 視覚伝達デザイン学科卒業。1997年、アドビシステムズに入社。小塚昌彦氏の指導のもと、「小塚明朝」、「小塚ゴシック」の開発に携わる。その後、アドビオリジナルかな書体「りょう」および「りょうゴシック」ファミリー、フルプロポーショナルかな書体「かづらき」、「源ノ角ゴシック(Source Han Sans)」、「貂明朝」をリリース。モリサワ国際タイプフェイスコンテスト、NY TDC審査員賞など多数受賞。
ヒグチユウコ
画家・絵本作家。東京都在住。東京を中心に定期的に個展開催しつつ、ファッションブランドや画材メーカー等、様々な企業とのコラボを展開している。近作は『いらないねこ』(白泉社)、『型抜きPOSTCARD BOOK』、『ヒグチユウコ シール・ボックス』(グラフィック社)。ほかにも、『せかいいちのねこ』(白泉社)、『ふたりのねこ』(祥伝社)、『ギュスターヴくん』(白泉社)、『ヒグチユウコ作品集』(グラフィック社)など、多数の著書を出版。http://higuchiyuko.com/
雪朱里
ライター、編集者。写植からDTPへの移行期に印刷会社に在籍後、専門誌編集長を経て、2000年よりフリーランス。文字、デザイン、印刷、手仕事やくらしの歴史などの分野を中心に、ものづくりに携わる人々への取材執筆活動を行なっている。著書に『描き文字のデザイン』『もじ部 書体デザイナーに聞くデザインの背景・フォント選びと使い方のコツ』(グラフィック社)、『文字をつくる 9人の書体デザイナー』(誠文堂新光社)。2011年2月より『デザインのひきだし』のレギュラー編集者も務める。
日程 / 2018年10月6日 (土)
時間 / 18:00〜19:30 開場 17:30〜
料金 / 1,350円(税込)
定員 / 110名様
会場 / 本店 大教室
お問合せ先 / 青山ブックセンター 本店
電話 / 03-5485-5511
受付時間 / 10:00~22:00
受付は終了いたしました。
*当日券の発売およびキャンセル待ちは行っておりません。