2018年11月17日(土)

泉森皎先生トークイベント 『行基と歩く歴史の道』(法藏館)刊行記念

【ジュンク堂 難波店】
藤ノ木古墳の研究で知られる考古学者・泉森 皎(いずもり こう)先生の新刊『行基と歩く歴史の道』(法藏館)の刊行を記念して、トークイベントを開催いたします。

【講師】
泉森 皎(いずもり こう)
1941年、大阪府生まれ。現在、奈良県立橿原考古学研究所特別指導研究員。公益財団法人由良大和古代文化研究協会業務執行理事。文学博士。
著書に『近畿の古墳文化』(学生社、1999 年)、『大和古代遺跡案内』(吉川弘文館、2001 年)、『河内の古道と古墳を学ぶ人のために』(世界思想社、2006 年)、『大和の古墳』(編著、近畿日本鉄道・人文書院、2003 年)、『日本考古学を学ぶ人のために』(編著、世界思想社、2004年)など多数。

以下、泉森先生からのコメントです。

行基は郷土の偉人である。
行基が地元を中心に行った数多くの事業のなかで、誰が見ても心を打つのは大野寺の土塔である。
古墳のような方鐘形の盛土は、行基の時代の姿を今にとどめている。
土塔の姿を見ていると、行基の強固な精神と信仰の強さを感じとることができる。
大野寺土塔から行基の追い求めたものを読みときたい。

【大野寺の土塔とは】
大阪府堺市の大野寺の土塔は、行基が建立したとされる四十九院のひとつです。
発掘調査によって土を盛り上げた一辺53.1m、高さ8.6m以上の十三重の塔で、各層には瓦が葺かれていたことがわかりました。現在の姿は全体を盛土で保護し、十二層まで復元したものです。
全面に約60,000枚もの瓦が葺かれ、各層の垂直面にも瓦を立てて風雨による盛土の崩壊を防いでいたようです。文字を記した瓦が1,300点出土、大半は人名で行基と共に土塔を建立した知識と呼ばれる人々の名と考えられ、男女を問わず僧尼や氏族の名前も見られます。
(堺市観光ガイドより、写真は堺観光コンベンション協会様より提供いただきました。)

郷土の史跡について、専門家からお話を伺える貴重な機会となります。
どうぞご参加くださいませ。

日時 2018年11月17日(土) 15:00~ (開場14:30)
場所 ジュンク堂書店難波店店内特設会場
座席定員 30名(先着予約制・超えた場合お立見となります。)
入場 無料

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ジュンク堂書店難波店カウンター
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(1階からは、Daikiさん店内からエレベータをお使いいただけます。)
阪神、近鉄の難波駅西改札からも徒歩2分。
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各駅から雨でも濡れずにお越しいただける便利なお店です。

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