山本周五郎原作の短編小説『ちいさこべ』を現代版の家族の物語へとアレンジした作品『ちいさこべえ』。同作品の最終巻(第4集)刊行を記念して、著者の望月ミネタロウさんのトークイベントを開催します。
『ちいさこべえ』は画の構図の美しさと、大工の棟梁である主人公の使う「道具」や着ている「服装」などディティールが面白いことで知られています。今回のトークでは、その特徴ある構図や道具を子細に描くに至った背景、そして、望月さんが影響を受けたモノの話を伺うことで、望月作品の魅力の本質に迫ります。聞き手は望月さんの作品はほぼすべて読んでいるという、ブックディレクターの幅允孝さん。どうぞご期待ください。
[トークで触れられるであろう望月さんが影響を受けた本や人]
山本周五郎『ちいさこべ』、ウィリアム・ゴールディング『蠅の王』、リチャード・バック『カモメのジョナサン』、ジャック・ケルアック『路上』、フランスのSF・ホラー漫画雑誌『メタル・ユルラン』(Métal Hurlant)、ダニエル・クロウズ『ザ・デス・レイ』、エードリアン・トミーネ『SLEEPWALK AND OTHER STORIES』、池波正太郎『男の作法』、Chip Kidd、デイヴィット・ホックニーほか。
■トーク終了後、SPBSで望月ミネタロウさんの作品またはTシャツをご購入の方に限り、サイン会を開催いたします。
■このイベントは東京ブックマーチの一環で行われます。
東京ブックマーチ
http://www.bungaku.net/bookmarch/
■日 時 2015年4月23日(木)20:00-21:30(開場19:30)
■ゲスト
望月ミネタロウさん
1964年生まれ、神奈川県出身。漫画家。『ちいさこべえ』(原作・山本周五郎『ちいさこべ』)で第17回文化庁メディア芸術祭最優秀賞受賞(2013年)。『ドラゴンヘッド』で第21回講談社漫画賞(1997年)、第4回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞(2000年)を受賞。他の作品に『バタアシ金魚』『バイクメ〜ン』『座敷女』『鮫肌男と桃尻女』『万祝』『東京怪童』など。
photo:Ryoichi Yamashita
幅允孝さん
1976年生まれ、愛知県津島市出身。BACH(バッハ)代表。ブックディレクター。未知なる本を手にしてもらう機会をつくるため、本屋と異業種を結びつけたり、病院や企業ライブラリーの制作をしている。代表的な場所として、国立新美術館『SOUVENIR FROM TOKYO』や『Brooklyn Parlor』、伊勢丹新宿店『ビューティーアポセカリー』、『CIBONE』、『la kagu』など。その活動範囲は本の居場所とともに多岐にわたり、編集、執筆も手掛けている。著書に『本なんて読まなくたっていいのだけれど、』『幅書店の88冊』『つかう本』。『本の声を聴け ブックディレクター幅充孝の仕事』(著・高瀬毅/文藝春秋)も刊行中。愛知県立芸術大学非常勤講師。
www.bach-inc.com
■会 場 SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS
■定 員 50名
■料 金 お一人様1,500円(ドリンク付き)
■参加資格 SPBS会員様
※会員様お一人につき、2名様(会員様ご本人とお連れの方1名まで)お申し込みが可能です。
※お申し込みには会員登録(無料/随時退会可)が必要です。
■お申し込み 以下のフォームよりお申し込み下さい。
http://www.shibuyabooks.net/commerce/special/lab.cgi