『大正天皇』(毎日出版文化賞)や、『昭和天皇』(司馬遼太郎賞)といった著作で、天皇制というシステムを新たに捉え直してきた政治学者・原武史さん。
原さんが、日本の歴史の中で皇后が果たした役割について論じた『皇后考』が2月に発売されました。本書では、今までスポットが当たらなかった「皇后」をテーマに、日本の歴史を解き明かす画期的なものです。
今回、この『皇后考』刊行を記念して、トークイベントを開催します。対談相手には、『東京プリズン』や『愛と暴力の戦後とその後』といった著作を通じて、戦後日本や平和民主主義について発言してきた作家・赤坂真理さん。
「天皇」「戦後史」「民主主義」といった、日本史の根幹に関わるテーマについて、お二人はどう考えるのでしょうか。
戦後70年を迎える今年にふさわしいトークをぜひお聞き逃しなく。
原武史(はらたけし)
1962年生まれ。東京大学大学院博士課程中退。東京大学社会科学研究所助手、山梨学院大学助教授を経て、現在、明治学院大学助教授。専攻は日本政治思想史。著書に『直訴と王権』『「民都」大阪対「帝都」東京』『大正天皇』『可視化された帝国』など。
赤坂真理(あかさかまり)
1964年東京都生まれ。アート誌の編集長を経て作家デビュー。小説には、毎日出版文化賞と司馬遼太郎賞を受賞した『東京プリズン』、映画化された『ヴァ イブレータ』のほか、『蝶の皮膚の下』『ミューズ』(野間文芸新人賞)など。エッセー・評論に『肉体と読書」『モテたい理由』がある。
-
出演 _
原武史(政治学者)
赤坂真理(作家)
-
時間 _
20:00~22:00 (19:30開場)
-
場所 _
本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F -
入場料 _
1500yen + 1 drink order