出演:三戸美奈子
(カリグラファー)
ゲスト出演:小林章
(スカイプではなく、実際に登壇します)
主催:小林章×髙岡昌生×TypeTalks事務局
協力:『Typography』編集部
「TypeTalks」はゲストが一方的に教えるセミナーではなく、会場の参加者と交流しながら楽しく進めるトークイベントです。ゲストと参加者の活発な意見交換を目的としているので、時には話が横道にそれることも(そのように回り道に見えるのが、じつはタイポグラフィの近道なんです)。タイポグラフィに関心のある方ならどなたでも参加でき、ゲストと参加者が気軽に話せる会として2010年11月から青山ブックセンター本店で隔月開催されています(企画は、タイプディレクターの小林章さん、欧文活字印刷の髙岡昌生さん、担当編集者で行い、青山ブックスクールで運営をしています)。
今回のTypeTalksでは、カリグラファーの三戸美奈子さんをお迎えします。三戸さんには、第6回のTypeTalksでヘルマン・ツァップさんのカリグラフィ作品についてお話いただきましたが、今回初めてカリグラフィーのワークショップをしていただくことになりました。三戸さんのご指導のもと、実際にペンで文字を書いてみることで、文字の成り立ちを体感していただくのが狙いです。
前半では、カリグラフィーを学ぶことが書体デザインやロゴデザインにどう影響するのか、小林章さんが書体デザイナーの視点からお話してくださいます。後半では、実際に受講者の皆様に文字を書いていただくワークショップを行います。道具はこちらでご用意いたしますので(注)、カリグラフィーの経験がまったくない方でも大丈夫です。文字の成り立ちを知り、デザインワークに役立てられる貴重なワークショップですので、この機会にぜひご参加ください!
注)カリグラフィのペンやインキなどはこちらでご用意いたしますが、
参加される方は以下の道具をご持参ください。
・20〜30cm程度の定規
・分度器
・鉛筆、消しゴム
*トーク中のスライドの撮影、音声の録音、TwitterなどのSNSやブログなどで内容について詳細に掲載されることはご遠慮ください。
懇親会のお知らせ
TypeTalks終了後、懇親会を開催いたします。イベント終了後に近くのお店に移動します。飲食代は各自実費負担となります。途中参加、途中退出OKです。会場の都合により、懇親会ご参加ご希望の方は事前申し込みが必要となります。5月25日までに下記のURLより懇親会の申し込みをお願いいたします。
懇親会申し込みフォーム
*懇親会のご参加はお申込みをされた方に限ります。また申し込み後にキャンセルされる場合は、お手数ですが、事前にculture@boc.bookoff.co.jpまでご連絡ください。
三戸美奈子
さんど みなこ
カリグラファー。アメリカにて1992年よりカリグラフィーを始め、現在は自宅スタジオや各地ワークショップ、セミナーなどで講師を務め、フリーランスとして活動。タイトル文字デザインや筆耕なども手がける。国内外の作品展に多数入選。NPO法人ジャパン・レターアーツ・フォーラム代表理事。著書に『カリグラフィー・ブック』。
小林 章
こばやし あきら
欧文書体で120年の歴史を持つライノタイプ社のタイプディレクターとして2001年よりドイツに在住。同社は2013年3月よりモノタイプ社と改称。主な職務は、書体デザインの制作指揮と品質検査、新書体の企画立案など。有名な書体デザイナーであるヘルマン・ツァップ氏やアドリアン・フルティガー氏と共同で書体制作も行っている。欧米や日本での講演多数、コンテストの審査員もつとめる。
著作
『欧文書体:その背景と使い方』
『欧文書体2:定番書体と演出法』
『フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?』
『まちモジ 日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか?』