2015年3月24日~5月15日まで開催される、アンスティチュ・フランセ東京主催「フランコフォニーのお祭り」。17のフランス語圏の国と地域が集まるこのイベントのために来日される作家、アブドゥラマン・アリ・ワベリ氏の講演会を紀伊國屋書店新宿南店にて開催いたします。
*トークはワベリ氏がフランス語で行いますが、通訳の方がいらっしゃいます
*「フランコフォニーのお祭り」についてはアンスティチュ・フランセ東京のHP(こちら)をご覧ください
日 時| 2015年5月16日(土)開場13:00 / 開演13:30
会 場| 新宿南店6階 Books Kinokuniya Tokyo イベントスペース
参加方法| 予約不要。無料でご参加いただけるイベントです。
*トーク終了後はサイン会にご参加いただけます。当日は著作を会場にて販売いたします。
《著者プロフィール》
1965年ジブチ市、現在のジブチ共和国の貧しい家庭に生まれ、1985年に学業のためにフランスに渡る。高校の教師をしながら大学でNuruddin Farahと Assia Dhjebarの作品研究をした後、作家となり、1994年以来10作品あまりの小説を刊行。処女作Le Pays sans Ombreはベルギー王立フランス語フランス文学アカデミーよりフランス語中篇小説部門のグランプリ、パリの海外科学アカデミーよりアルベール・ベルナール賞を受賞。短いテクストによって構成されたこの作品は、熱病と飢饉と戦争によって打ちのめされた一国の様々な姿を万華鏡のように絡み合せた絵巻として書き上げており、Cahier nomade(1996年アフリカの文学大賞受賞)とBalbalaとともに、祖国を語る三部作を構成している。
21世紀に入り、ルワンダの集団殺戮を取り上げたMoisson de crânesやRift routes railsを執筆し、ブラックアフリカの分裂と彷徨を強く訴える。2003年のTransit(ガリマール社)は市民戦争を背景に、分かたれた記憶、亡命の苦悶をテーマにした作品である。2010年にはローマ、ヴィラ・メディシスにおけるアカデミー・フランセーズのレジダントとなった。
彼の作品は11ヶ国語に訳され、2009年の作品Passage des larmes(Jean-Claude Lattès 社)は亡命、ファンタズムと「アフリカの角」の地政学にまつわる詩的な物語だが、それだけでなく、ヴァルター・ベンヤミンへの巧みな謝辞でもある。
バルバラ
アブドゥラマン・A.ワベリ、林俊 / 水声社
2014/01出版
ISBN : 9784801000162
価格:
¥2,160
(本体¥2,000)
植民地時代の悪弊、帝国列強の支配、氏族独裁主義の迷妄と内紛…死ぬ前に証言をする、消滅をする前に書く。”生の独立”を求める若者の抵抗の声が、血塗られたジブチの地を響動(どよも)す。
注意事項|
・会場内は自由席となります。
・イベント会場での録音は固くお断りします。
・お客様のご都合や交通機関の遅延により時間に遅れた方や、係員の指示に従っていただけない場合は、イベントへのご参加をお断りする場合がございます。
・イベントの出演者・内容については急な変更等ある場合がございます。予めご了承下さい。
・このイベントに関するお問い合わせは新宿南店6階 Books Kinokuniya Tokyo 03-5361-3316まで
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