『未来の〈サウンド〉が聞こえる』(マーク・ブレンド著)が2018年11月に刊行されました。
同書は、20世紀の映画・音楽・テレビ・広告業界といったメインストリームの最前線を、当時発明されたばかりの電子楽器とともに走り抜けた、偉大な(そして今は忘れ去られてしまった)先駆者たちの歴史を掘り起こした1冊です。
ジャン・ジャック・ペリー、レイモンド・スコット、ジョー・ミーク、バリー・グレイ、バロン夫妻、ダフネ・オラム……。
現在では一部の音楽マニアにしか認知されていない彼らは、いかにして大衆の耳に「未来のサウンド」を浸透させ、そしていつの間に歴史の中に埋もれていったのでしょうか?
今回、同書の刊行を記念してトークイベントを開催いたします。
ゲストには、芸術家で、自身も新楽器の発明をおこなっている明和電機代表取締役社長・土佐信道さんをお迎えして、彼らの先鋭的で、無軌道で、情熱的すぎる活躍の数々を、本書では触れられることのなかった音源などを交えつつ、訳者のヲノサトルさんと振り返っていただきます。
【出演者プロフィール】
土佐信道(とさ・のぶみち)
1993年にアートユニット「明和電機」を結成。
ユニット名は彼らの父親が過去に経営していた会社名からとったもの。
青い作業服を着用し作品を「製品」、ライブを「製品デモンストレーション」と呼ぶなど、日本の高度経済成長を支えた中小企業のスタイルで、さまざなナンセンスマシーンを開発しライブや展覧会など、国内外で広く発表している。
音符の形の電子楽器「オタマトーン」などの商品開発も行う。
今年でデビュー25周年。
ヲノサトル
作曲家、音楽家。多摩美術大学美術学部教授。
『舞踏組曲』『ロマンティック・シーズン』などCD作品多数。
ソロ以外にも、芸術ユニット「明和電機」音楽監督や、ムード音楽バンド「ブラックベルベッツ」への参加など、幅広く活動。
『甘い作曲講座』『作曲上達100の裏ワザ』(リットーミュージック)などの著書がある。
時間 _ 20:00~22:00 (19:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
▼入場料
■前売1,500yen + 1 drink
■当日店頭2,000yen + 1 drink