2019年1月29日(火)

永方佑樹 × 清水高志「不在の痕跡、そのポイエーシス〈詩 × 哲学〉」 『不在都市』(思潮社)刊行記念

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近年、言語表現の手段としても注目が高まっている「詩」。
このたび刊行となった『不在都市』は、8ヶ国語を使用したビジュアル・ポエトリーや、漫画家・青野春秋氏(「俺はまだ本気出してないだけ」等)とコラボした漫画詩など、多様な詩作品を収録。
詩、デザイン、装丁を交響させる事で、多層的な都市の記憶を呼び覚ます、新スタイルの詩集です。

こうした『不在都市』の刊行を記念し、東京および大阪の二大都市にて、記念イベントを開催いたします。
東京でのゲストは、哲学者の清水高志氏。共著『脱近代宣言』などで領域を横断する対話を行ってきた氏に、今詩集の魅力や詩について、お話をお聞きしてまいります。
また、著者の永方佑樹はテキストベースの詩作を行う他にも、インターメディアの領域で詩を立体的に立ち上げる「立体詩」を展開する、ヴァーバル・アーティストでもあります。
当日は詩集『不在都市』からの立体詩プログラムとして、映像詩の上映や、エクスペリメンタル・マルチメディア・ポエトリーのパフォーマンスを行う予定です。

【出演者】
永方佑樹(ながえ・ゆうき)
詩人。2012年、「詩と思想」新人賞受賞。
JR西日本紀勢本線「きのくにトレイナート」での「車掌さんが読むための詩2017、2018」など、社会やアートとリンクした活動も行う。
近年はフィンランド、台湾、韓国、コソボの詩祭に招待されるなど、海外での活動も多い。
また、テキストベースの詩作のみならず、水などの自然物や、音や映像等のテクノロジーを使用することで、詩を立体的に立ち上げる「立体詩」パフォーマンスを展開。
米アイオワ大学クリエイティブ・ライティング科や、ハーバード大学世界文学研究所サマーセミナーin東京大学等での実施に加え、2018年秋にはフランスにて、「立体詩」パフォーマンスのソロおよびコラボ公演を行なった。既刊に詩集『√3』(思潮社2016)等。

清水高志(しみず・たかし)
哲学者。東洋大学総合情報学部教授。
2004年フランスの哲学者ミシェル・セールを論じた『セール、創造のモナド――ライプニッツから西田まで』でデビュー。
中沢新一氏の激賞を受ける。
2010年『来るべき思想史―情報/モナド/人文知』、2013年『ミシェル・セール――普遍学からアクター・ネットワーク論まで』(紀伊國屋じんぶん大賞27位)、2017年『実在への殺到』(紀伊國屋じんぶん大賞10位)、共著では『脱近代宣言』(落合陽一、清水高志、上妻世海)など、著作活動を続けるいっぽうで、ピエール・レヴィ、ミシェル・セールなど現代の思想家たちの翻訳も幅広く手がけている。
現在も旺盛な活動を続ける哲学者で文人のミシェル・セールの研究を主としながら、ポスト構造主義以後の哲学を独自に模索し、領域横断的な活動を行っている。

時間 _ 19:30~21:30 (19:00開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
▼入場料
■前売1,500yen + 1 drink order
■当日店頭2,000yen + 1 drink order

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